私は現在Broad WiMAX(ブロードワイマックス)を契約していて、契約期間が20か月以上になったので、機種変更キャンペーンで無料でWiMAX端末の機種変更手続きをしようと思っていたのだが、その前に現在のWi-Fi界隈がどうなっているのか念のため調査したところ、「どんなときもwifi
」という気になるサービスを発見した!!!
何やらサービス開始当初からCMなどが放映されて話題になっていたらしいが、あまりテレビを見ないので知らなかった。
調べてみると「どんなときもWiFi」にはWiMAXよりも魅力的な点も多々ありそうなので乗り換えようか迷っている。
というわけで、私はBroad WiMAXから「どんなときもWiFi」に乗り換えるべきなのか、この記事でそれぞれの機能や特徴を比較して、自分の考えを整理していくことにする。
※トップの画像は、たまたま「どんなときもWiFi」の端末を見せてもらえる機会があったので、その時に自分のWiMAXルーターと並べて撮影したもの。
目次
WiMAXとどんなときもWiFiの比較
WiMAX端末とどんなときもWiFi端末の比較表
まず、現在使っているWiMAXの端末WX04とWiMAXの新端末2種と「どんなときもWiFi」の端末について、自分の気になる項目だけ表にまとめて比較してみる。
下記の表では、良いところを青字の太字、悪いところを赤字の太字にしてみた。
そのあと特に気になるポイントだけ、WiMAXとどんなときもWiFiのどちらが自分に適しているのか検討してみる。
現在の端末
WX04 |
WiMAX新端末①
W06 |
WiMAX新端末②
WX05 |
どんなときもWiFi | |
最大通信速度(下り) | 440Mbps | 1.2Gbps | 440Mbps | 150.0Mbps |
最大通信速度(上り) | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps | 50.0Mbps |
データ利用制限 | 3日で10GB超で速度制限 | 3日で10GB超で速度制限 | 3日で10GB超で速度制限 | 原則速度制限なし |
エリア | WiMAX 2+
au 4G LTE |
WiMAX 2+
au 4G LTE |
WiMAX 2+
au 4G LTE |
4G LTE |
最大接続可能台数 | 10台 | 16台 | 10台 | 5台 |
メーカー | NEC | HUAWEI | NEC | uCloudLink |
サイズ | 約111 × 62 × 13.3mm | 約128 × 64 × 11.9mm | 約111 × 62 × 13.3mm | 約127 × 65.7 × 14.2 mm |
重さ | 約128g | 約125g | 約128g | 約151g |
連続通信時間 | 約8.1時間 | 約9時間 | 約14時間 | 約12時間 |
月額料金 | 3,411円(税抜)
25か月目以降は4,041円(税抜) |
3,741円(税抜) | 3,741円(税抜) | 3,480円(税抜) |
安心補償 | 月額550円(税抜)(未加入) | 月額550円(税抜) | 月額550円(税抜) | 月額400円(税抜) |
速度
速度は理論値なので実際の速度がどのくらい出るのかはわからないが、理論値での速度は明らかにWiMAXが速い。
どんなときもwifiは最大通信速度(下り)が150.0Mbpsなのに対し、WiMAXは、W06で1.2Gbps、WX05で440Mbpsとなっている。
特にWiMAX端末の W06は最大通信速度が1.2Gbps出るということで実際にどのくらい速度が出るのか試してみたい気はする。
というわけで、理論値ではあるが、速度に関しては一応WiMAXが勝利。
データ容量
「どんなときもWiFi」が基本的にデータ容量無制限で使えるのは魅力的(著しくネットワークを占有するレベルの通信を行った場合を除く)。
一方、WiMAXにはデータ利用量が3日で10GBを超えると速度制限がかかる。
けれども私はWi-Fiルーターで3日で10GB超を使うことはほとんどないので、WiMAXでも問題はほとんどない。
データ量に関しては、「どんなときもWiFi」が勝利!
エリア
エリアに関しては、WiMAXだと、地下鉄や壁の厚い室内などで電波が入りにくいことがあり、LTE回線に自動で切り替える設定にしておくと便利だが、LTE回線を月7GB以上使ってしまうと、WiMAXの回線も速度が1Mbpsに制限されてしまうので注意が必要で、そのあたりが煩わしい。
また、自動切り替え設定にしていてもたまにWiMAXからLTEへの切り替えをうまくしてくれない時があるので、そういう時は手動で切り替えなければならないので少し不便を感じている。
「どんなときもWiFi」はWiMAXとは違いLTE回線で、大手3キャリアの回線で最も適切な回線を選んで自動で接続するということなので、電波が入らないということは少なさそう。
ただ、「どんなときもWiFi」は最近出てきたサービスのため、ツイッターなどで、「つながらない」「遅い」といったつぶやきもチラホラある。
どんなときもWiFi使ってるんだがここ数日繋がらない。自分だけじゃないみたいだし。特にアナウンスもない。お金払ってるんだけどな。#どんなときもWiFi
— nana (@nananozomiinu) September 2, 2019
どんなときもwifi遅すぎだな
みんなが言ってる通り通勤時間帯は0.2とかだ— リム@パパコイナー (@XXri_mu) September 29, 2019
エリアに関しては、どんなときもWiFiの接続の不安定さを加味して、WiMAXとどんなときもWiFi、両者引き分け。
料金
月額料金は「どんなときもWiFi」に乗り換えると3,480円(税抜)で一番安いが、Broad WiMAXで機種変更した場合の月額料金は3,741円(税抜)なので300円弱くらいしか変わらないのであまり違いはない。
また、「どんなときもWiFi」はレンタル端末一式を返却できなかった場合や、端末に破損や故障があった場合、損害金として18,000 円(税抜)を支払わなければならず、リスクが高い。
3 端末未返却時の損害金
どんなときも WiFi データ放題プランの契約を解除するには、電話または契約者専用サイトからの解除通知と当社より賃貸したレンタル端末一式の返却が必要です。なお、解除後のレンタル端末一式は、解除月の翌月 10 日以内に発送することとし、10 日以内に未発送の場合や、返却時に破損・故障が見られる場合、以下のレンタル端末一式の返却に欠品がある場合は、機器損害金 18,000 円(税抜)を当社に支払うものとします。
返却が必要なレンタル端末一式とは、レンタル端末本体、USB ケーブル、取扱説明書、個装箱のことだそう。
これらをなくさずにちゃんと保管しておいて解約時には返送しなければならない。
どんなときもWi-Fi、店出るときに「箱も捨てないでくださいね」って店員さんに言われて契約書熟読したけど、これ箱がなくて1.8万取られるやつやん。まだ二年経ってる人いないから騒がれてないんだろうなー。キッチン箱まで棚に保存DONE。#どんなときもWiFi
— あいこさん (@6XIWGAJoyUDHgo3) October 1, 2019
そもそも、端末が熱くなるということで、バッテリーが2年持つのかというのも不安なところ。バッテリーは取り外しできないタイプらしいのでバッテリーだけの交換も無理そう。
どんなときもWIFI
末端ホッカイロだな
熱い!そしてそんなに速くない!
時間や場所の問題だろうけど— もぐ (@0X6F94TYSDg9wXR) August 23, 2019
ということで、料金に関しては、月額で考えると「どんなときもWiFi」が安いが損害金のこともあるので、料金に関してもWiMAXとどんなときもWiFi、両者引き分け。
「どんなときもWiFi」のデメリット
「どんなときもWiFi」にはWiMAXにはないデメリットもあるので、「どんなときもWiFi」のデメリットのうち気になるものを挙げてみる。
- 最大接続可能台数が5台と少なめ。
- 電池残量がわかりにくい。
- 端末が熱くなるらしい。
- 5GHz帯が使えない。
- レンタルなので故障したら賠償したり解約時に返却しないといけない。
どんなときもWiFiに乗り換えるのをやめた
WiMAXと「どんなときもWiFi」を比較検討した結果、今回はBroad WiMAXから「どんなときもwifi
」への乗り換えを見送ることにした。
「どんなときもWiFi」は気になるが、速度や接続について少し不安なところがあるし、デメリットも多いので。
また、Broad WiMAXの機種変更キャンペーンに申し込もうと思っていたのだが、これからもWiMAXを長く使っていきそうなので、3年の契約を満了させてからBroad WiMAX を解約してBroad WiMAXに再契約するか他のプロバイダに乗り換えるのが料金的に一番お得ということに気づき、機種変更キャンペーンへの申し込みも見送ることにした。
今は、3年の契約満了後、Broad WiMAXに再契約するかGMOとくとくBBに乗り換えようか迷い中。
GMOとくとくBBは、キャッシュバックしかやってなくて月額が安いプランはないと思っていたんだけど、以下のページから申し込むと、月額割引されて、面倒なキャッシュバック手続きもなく、3年間の支払い総額で考えると、キャッシュバックを利用した場合より少し高いくらいであまり変わらないみたい。
GMOとくとくBB WiMAX2+が月額2,170円(税抜)~!
まぁ、解約や契約の手続きが面倒で、支払う料金の差をそれほど気にしない場合はBroad WiMAXの機種変更キャンペーンに申し込む方が手続きが楽で良さそう。
あと、今使っている端末の調子が悪い人や、新しいWiMAX端末を早く使ってみたい人は機種変更キャンペーンを利用するのが良いかも。
なお、Broad WiMAXから「どんなときもWiFi」への乗り換えは、Broad WiMAXの解約サポートを利用すれば違約金無しで乗り換えできるらしい。
Broad WiMAXの解約サポート使って
どんなときもWi-fiに乗り換えることにしました!金曜日に届くみたい
解約料なしで初期費用だけさっきどんなときもWi-fi調べたらここ最近めっちゃ調子悪いたのむわ
— ミニマル キャンプ (@ryo_minimal) September 4, 2019
というわけで、「どんなときもwifi」に興味があって、ゆくゆくは契約するかもしれないけど、まだサービスが開始したばかりで不安なのでしばらくはWiMAXを利用したいという人はBroad WiMAX
に契約しておくのが良さそう。
WiMAXからどんなときもWiFiに乗り換えない方がいい人はこんな人
- 通信速度重視の人
- 新しいサービスにすぐに申し込むのは不安な人
- 端末をなくしそう・壊しそうな人
- 取扱説明書やケーブル、箱を保管しておくのが面倒くさいorなくしそうな人
- 端末の返却手続きが面倒くさい人
- 6台以上のデバイスと接続したい人
- 5GHz帯を使いたい人
上記にたくさん当てはまる人は、WiMAXからどんなときもWiFiに乗り換えない方が良さそう。
「どんなときもWiFi」が気になる!WiMAXから乗り換えるべきかのまとめ
Broad WiMAXから「どんなときもwifi
」に乗り換えなかった私だが、「どんなときもWiFi」もデータ容量無制限で使い放題だったり(著しくネットワークを占有するレベルの通信を行った場合は速度制限あり)、海外でも使えたりとメリットも多いので、そういうメリットに魅力を感じる人は「どんなときもWiFi」を契約するのもいいと思う。
また、「どんなときもWiFi」のような新しいサービスが出てくることによって、WiMAXも今後、LTE通信が7GBまでなのがなくなったり、3日で10GB利用で速度制限がかかるなどの制限がなくなったりしたらいいなと思う。
Broad WiMAXの公式サイト→Broad WiMAX
GMOとくとくBBの月額割引キャンペーンページ→GMOとくとくBB WiMAX2+が月額2,170円(税抜)~!
どんなときもwifiの公式サイト→どんなときもwifi