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ウォーターサーバー正社員以外使用禁止の企業について思ったこと

先日ツイッターで、あるユーザーが、某大手企業で働いている友人の派遣社員の話をツイートして話題になっていた。

その派遣社員の友人によれば、会社内のウォーターサーバーには「正社員以外使用禁止」と書かれており、食堂も正社員しか入れないとのことだった。

私自身、派遣社員として6年以上働いているが、そんな企業には一度も派遣されたことがないので、驚くと同時に激しい憤りを覚えた。今日はこのツイートについて私が思ったことを書いていきたいと思う。

話題になっていたツイートはこちら

私なら即行辞める

正直、私だったらこんな会社、即行で契約終了する。契約満了まで耐えられないかもしれない。

確かに、ウォーターサーバーや食堂は福利厚生費から捻出しているからという理由もわからなくはないが、派遣社員が会社のウォーターサーバーや食堂を利用したとして、企業が負担する額は微々たるものだろう。

私が派遣就業してきた企業では、食堂を利用するためのカードを用意してくれたり、お茶なども飲めるウォーターサーバーも自由に利用できる派遣先がほとんどだった

企業側が労働派遣法の配慮規定を完全に無視

労働派遣法40条の3では、派遣労働者に対しても、業務が円滑に進むのに役立つ福利厚生施設を利用できるように配慮しなければならないと規定されている

派遣先は、当該派遣先に雇用される労働者に対して利用の機会を与える福利厚生施設であつて、業務の円滑な遂行に資するものとして厚生労働省令で定めるものについては、その指揮命令の下に労働させる派遣労働者に対しても、利用の機会を与えるように配慮しなければならない。

引用:労働派遣法40条の3

ウォーターサーバーが使えなかったら、うっかり飲み物をもってくるのを忘れてきてしまったら、買いに行かなければならず、時間をロスする。

食堂が使えず、お昼に会社の敷地を出て外のコンビニにお弁当を買いに行くのは往復だけで時間のロスになり、休憩時間が削られることで生産性が低下するだろう。

そもそも、ウォーターサーバーに関して言えば、「正社員以外使用禁止」という張り紙をせず、「ウォーターサーバー自由に利用して良いですよ。」と派遣社員に言うだけでこの配慮規定をクリアできるのに、その逆の対応をするなんて理解に苦しむ。

福利厚生費だから経理上問題が出るのであれば、一部外注費として計上すればよいだけのことである

差別する手間が無駄

大体、ウォーターサーバー全てにいちいち「正社員以外使用禁止」という張り紙をするということ自体、正社員が働く時間を少しだが無駄にしている。正社員に手間をとらせてまで派遣社員を差別する企業なんて本当にあり得ない。

正社員の不満を経営者側に向けさせないために派遣社員を利用している

このように差別して派遣社員を利用することで、正社員に、自分よりも立場が下の者がいると思わせて、会社に不満があっても不満の矛先を経営者側に向けさせないようにするのが企業の目的であろう。

派遣社員を就業させなくてよいように正社員を大量に雇用しとけ!

ウォーターサーバーや食堂などの微々たる費用をケチるような会社に、派遣社員を就業させる資格はない。

そのような会社は、企業内のすべての業務が正社員のみで対応できるように正社員を大量に雇用しておいて、正社員だけで仕事を回すべきである

どんな状況においても正社員だけで仕事を回さなければならないとなったら、企業がケチった派遣社員が利用するウォーターサーバー代や食堂代の額とは比べ物にならないほど、人件費などのコストがかかることだろう。

人種差別がなくならない日本はまだまだ野蛮な国

アメリカでは雇用形態の違いによる差別はないし、そもそも正社員とか派遣社員に相当する単語も存在しない

日本では部落差別もまだ消えず、さらに情報化社会によって部落問題は悪化すらしているし、正社員と派遣社員という括りで新たな差別を作り出すような風潮がある日本は、まだまだ野蛮な国から抜け出すことができていない。

正社員と派遣社員の格差問題については、何十年後かに「昔はこんな差別ががあったのね」と歴史の教科書に載るレベルだろう。

ウォーターサーバー正社員以外使用禁止の企業について思ったことのまとめ

正社員と派遣社員との格差があったり、派遣社員を差別するような企業に将来はない

堀江貴文氏も言っているが日本の大企業って本当にオワコンだなと感じる。

私は敢えて派遣という働き方を選んでいる派遣社員だが、派遣先として日本の大手企業はなるべく選ばないようにしている。私も、このツイッターユーザーの友人ほどではないが、日本の大企業では、派遣社員というだけで下に見られたことがあったからだ。

そもそも大手企業に勤めている正社員の方は、優秀な方ももちろんいるが、社員数が多い分、大した仕事をしていなかったり、入社時からしている仕事をずっとしているような社員の方もいる。

そういうロクに仕事をしていない正社員を抱えた企業に対して、正社員への打診を受けるくらい優秀な派遣社員は、「この企業で正社員になるのとかねぇわ」と思っている

派遣社員を差別するような企業で働いている派遣社員の方がもしいたら、できるだけ早くその企業での派遣就業をやめよう。

正社員という地位に甘んじて、スキルも経験も低い一部の正社員に比べれば、常に市場価値と向き合ってきた派遣社員は、スキルも経験も高い人が多い。

そのスキルや経験に磨きをかけて、どこに行っても働ける自由で優秀な人材になることを目指すことが、これからの時代を生き抜くうえで重要と感じる。

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