派遣の時給が上がった!2年目で50円、3年目で140円時給アップさせた話

前回の記事「派遣の時給アップ交渉術!時給は上がるものではなく上げるもの」に引き続いて、今日は私が実際に同じ派遣先で時給アップに成功した話を書いていこうと思う。

そもそも私は時給アップを目指して準備していたわけではなく、自分が取りたいなと思った資格を取得したり、職場の人がパソコンできなさすぎだったので使い方を教えたり、もっとこうしたら職場のみんなが仕事がやりやすくなって業務効率化につながるかもと思っていろいろやったりしていたことが時給アップにつながったという話である。

働き始めの時給は…

まずこの仕事の働き始めの時給は1680円。

外国特許事務員の募集で未経験者は1600円~で経験者は1700円~となっていた。

私は外内特許事務(外国から日本に特許出願をする際の事務)の経験はあったが外国(内外)特許事務(日本から外国に特許出願をする際の事務)の経験はなかったので、時給は1600円でも仕方ないなと思っていたが、外内特許事務の経験を考慮してもらって時給1680円からのスタートとなった。

2年目で50円派遣の時給が上がった時の話

時給交渉のタイミング – 働き始めて1年1か月半後

前に働いていた派遣先では1年経つと特に問題がなければ自動的に時給が数十円上がることになっていたので、時給交渉依頼をせず普通に過ごしていて1年後の給与明細を見て「あれっ」と思い、この派遣先では時給が自動的には上がらないということに気づいた。

そのことを同じ職場の派遣社員の人に話すと、「派遣会社の営業担当者に時給交渉依頼をするといいよ」とのこと。

「そうか、前の派遣先が特殊で、普通は時給交渉するのか…。」

働き始めて1年後という、時給交渉のベストタイミングを逃してしまったが、「次の契約更新の時でも時給交渉していいと思う」とその人から聞いたので、5月頃に派遣会社の営業担当者と不定期の面談があった際に時給交渉してほしい旨を伝えた。

時給アップの根拠

業務に役立つ資格を取得した

時給アップのために特に準備していたわけではなかったが、求人募集時に要求されていた資格よりも上位の資格を取得していたのでそれが時給アップ交渉に使えると思い、そのことを挙げた。

元々その仕事の募集時に知的財産管理技能検定3級保有者歓迎ということになっていたが、その時私はその資格を保有していなかった。

知財の実務経験があるので知財検定3級を持っていなくても問題なかったが、派遣先企業が受験費用を負担してくれるということだったので受験して1発合格。

さらに、その派遣先では知的財産管理技能検定2級までの取得を正社員も派遣社員も含めて職場全体で推奨しているということだったので、受験料も派遣先企業の負担だしということで、3級合格後続けて2級の勉強もして受験し、2級も1発合格した。

想定されていた以上の仕事内容をこなしている

募集時に想定されていた業務内容以外にも、私がMOSマスターの称号を所有していたこともあり、職場にいるパソコン使えなさすぎの人たちのPC操作のサポートをしたり、お昼休みにボランティア的に行ったPC操作勉強会の講師役を務めて、上司から「その勉強会、業務時間中にやっていいよ」と言われて週1でPC操作勉強会を開催したり、システム担当の人がしていたAccessのレポートのフォーム修正などを手伝っていたりしたので、これも時給アップの根拠として挙げた。

これらの時給アップの根拠を示した上で派遣会社の営業担当者に時給交渉してもらった結果、時給は50円上がり、時給1730円となった。

3年目で140円派遣の時給が上がった時の話

時給交渉のタイミング – 働き始め2年1か月半後

前回の時給交渉のちょうど1年後に再度時給交渉を行った。

時給アップの根拠

業務改善 – 業務効率化の仕組みと手順を構築

時給が50円上がってからのその後の1年間は、職場の業務改善などをいろいろやっていた。

会社のメーラーがOutlookからGmailに変わったのを受けて業務手順を変えなければいけなくなり、ITスキルの低めな正社員のおじさんだけではどうしようもなさそうだったので、いろいろこうしたらいいんじゃないかああしたらいいんじゃないかと提案したり設定を変更したりしていた。

元々外国からのメールが代表メールという1つのアドレスに来ていたのを社員のリーダー的な人が、ネットワーク上の指定のフォルダにメールを振り分けて、そのフォルダを各担当者が見てメールを処理するという流れだったのが、メール1通単位でフォルダに保存できなくなり、元々やっていた方法でのメールの振り分け作業ができなくなった。

ただ逆にGmailでは全員が代表アドレスのメールボックスにアクセスできるようになったので、Gmail上でなんとか誰の担当のメールかがわかるようにすれば良くなった。

Gmailではフォルダという概念がなくラベルという概念のため、「自動でラベルがつくようにフィルタを設定すればいいじゃん!」ということで、いろいろなラベルを作成したりフィルタを設定していった。

もちろん派遣先の上司に許可を得て、通常業務をしている中で手の空いた時に業務手順を考えたりGmailの設定をしていいよということで、というかお願いされてやっていた。

ラベルやフィルタの設定の他にも、Gmailになったことによって業務手順が少し変わるので、社員の人や他の派遣社員の人と協力しながら業務手順の見直しと再構築を行って、適宜ミーティングを開いたりして関係者に相談したり話し合いをしながら新しい業務手順を決定していった。

元々PC操作勉強会ということでやっていた勉強会の内容はGmail操作勉強会にシフトしていった。

この業務改善が評価されて時給は140円上がった。

「いや140円って…、なぜ150円じゃないんだ…刻むなぁ…」と思ったが、この時給アップで時給1870円となった。

雇い入れ時の時給1680円から、2年目で1730円となり、3年目で1870円となったわけだ。

時給140円アップは正社員の4年間分の昇給と同等

時給140円アップと言うと大した額ではなさそうに見えるが、月収に換算すると、140円×7.75(その時の実働時間)×20日(月の平均労働日数)=21,700円

月収2万円以上のアップとなる。

正社員の昇給だと、1年ごとに月給が5000円くらい上がる程度らしいので、私の場合、正社員のベースアップ4年分を1年で達成したことになる。まぁ、正社員にはボーナスもあり、ボーナスが増える分まで考慮すると何とも言えないが。

派遣だと時給は通常1年で50円アップくらいが普通で、派遣会社の営業担当者も、時給が100円以上上がることはめったにないと言っていたので、時給140円アップは異例ではあるのかもしれないが、派遣で業務改善とかで派遣先に貢献したら即時給に反映されるのでいいと思う。(派遣先によってはかたくなに時給を上げないところもあるかもしれないが。)

1年で50円の派遣時給アップは簡単

時給140円アップは異例だとしても、時給50円くらいなら、真面目に仕事をしていてちょっと仕事のやり方を工夫して業務効率を上げたり、Excelで関数を使用して入力を簡単にしたり、資格を取得したり、スキルを活用したりすれば簡単に上がる金額なので、時給アップに挑戦してみるといいと思う。

1年で派遣時給50円アップは簡単とはいっても、派遣先の判断にゆだねられてしまうので、もし時給が上がらなかったら、「時給を上げない派遣先なんだな」と思って、「自分があまり派遣先に貢献できていなかった」などとは思わないようにしよう。

同じ派遣先での時給アップより転職したほうが時給アップは早くて簡単かも

同じ派遣先で時給交渉しても時給が上がらない場合は、転職して派遣先を変えると時給が上がる可能性がある

特に、20代のうちは、スキルを身につけて経験を積めば積むほどどんどん時給が上がっていく。

なので「もうこの派遣先で学ぶことないなぁ」と思ったら転職するというのも手。

私もこの時給1870円のあと転職したら、あっさり時給2000円になった。

同じ派遣先で時給を上げてほしい場合は時給交渉。転職しても良くていろいろな職場で新しいスキルや経験を積んで時給アップしていきたいという場合は1年か2年ごとくらいに派遣先を変えていった方が時給アップは早いかもしれない。

ただ、派遣先を変えて時給が下がってしまうこともあるし、職場を変えるとまた新しい仕事内容を覚えたり、派遣先の社内のシステムに慣れたりする必要があるので、転職するときはよく考えよう。

正社員志望の人は、派遣でスキルや経験、知識を必要とされる専門職での経験を積んだうえで正社員としての職に就けば、かなり高い年収の仕事に就くことも可能である。

派遣の時給が上がった話のまとめ

時給アップ交渉に一番大切なのは、時給アップの根拠があること

「時給アップの根拠がある!」と思うのであれば、是非派遣先との時給アップ交渉を派遣会社の営業担当者に依頼してみよう。

派遣先にすごく貢献しているのに時給が上がらない時は、派遣先が時給を上げる気がないことが考えられるので、時給に不満がある場合は転職してしまうのも一つの手だと思う。

自動的に昇給がある正社員と違って、派遣社員は自分から時給交渉したり、スキルアップして転職したりしなければ、時給はなかなか自動的には上がらない。

けれども裏を返せば、「やりようによっては正社員よりもスキルアップも経験を身につけるのも早くなり、正社員で働くより派遣で働いた方が収入アップが早くなる可能性がある」ということである。

自分で自分が望む方向にキャリアを導いていきやすい働き方、それが派遣という働き方である。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする