女性が一人暮らしを始めるときはどのような賃貸物件を選んだらいいのか迷うこともあると思う。
私は初めての一人暮らしで木造アパートを選んだが、少し失敗したなと思う部分もあった。
私は一人暮らしでは木造アパート暮らしで、結婚してからは1階と2階があるテラスハウスに住んだり、RC構造のマンションの高層階に住んだりと、割といろいろな種類の物件に住んでいる。
そんな私の今までの賃貸経験をもとに、女性の一人暮らしにおすすめの賃貸物件の条件を考えてみた。
間取り 1K
ワンルームだとキッチンの臭いが気になるらしいし1LDKだと家賃が高いので、一人暮らしなら1Kがベストの間取りではないかと思う。
だが、とにかく家賃を抑えたい人や自炊をほとんどしないはワンルームを選んだり、お金に余裕がある人や荷物が多い人は1LDKの物件を選んだりするのもいい。
2階以上
防犯の観点から2階以上の物件を選んでおいた方が無難。
他にも、1階だと湿気がこもりやすかったり、虫が出やすかったりするので、そういう意味でも2階以上の物件が理想的。
建物の構造 RC

RC(鉄筋)構造の物件を選ぶと、騒音被害に悩まされる確率が減る。
小さな物音でも目覚めてしまうような人はできればRCの物件がいい。
木造だと隣の部屋の物音や外の工事の音などがかなり聞こえるが、RCなら遮音性が高いので、外で工事していても普通に寝られたりする。
かく言う私は木造の部屋で一人暮らしを3年していて、休日にガス管や水道管の工事や祭りがあったりすると、睡眠がとれずに困ったものだった。
最近RCの物件に住み始めたが、本当に遮音性が高く、外でちょっと工事しているくらいでは真昼間から爆睡できるくらい快適である。
駅から徒歩10分以内
通勤や通学、外出などで電車を利用することが多い人は駅から近い物件の方が嬉しい。
駅から徒歩10分を超えてくると、徒歩だと「ちょっと遠いな」と感じてくるので、駅から徒歩10分以内が理想的。
だが、駅近で且つ条件の良い物件は家賃も高いことが多い。
不動産会社の人によれば、賃貸物件検索サイトで物件を探すときに駅から徒歩10分以内で指定して探す人が多いらしいので、物件探しの時の検索条件を徒歩15分以内にすると、表示される物件数が増える。
駅から徒歩15分だと少し遠く感じるが、徒歩11分とか徒歩12分とかもあるので、駅から徒歩10分以内で目ぼしい物件が見つからない場合は、徒歩11分とか徒歩12分とかの物件が狙い目。
南向き

物件の方角としては洗濯物を外干しする人は南向きの物件が日当たりが良くてよい。
ただ場所によっては道路の関係で南向きの物件がものすごく少ないということもあるので、南西や南東も許容範囲だと思う。
また、朝方の人は南東向きや東向き、夜型の人は南西向きや西向きの物件を選ぶのも悪くない。
外干ししないにしても、日当たりの悪い部屋だと気分が落ち込んできたりする人もいるらしいので、少なくとも北向きは避けるのが無難。
風呂トイレ別
日本人だとユニットバスは慣れていない人が多いので、風呂とトイレが別になっているとありがたい。
かくいう私はユニットバスの物件に住んでいた。
ユニットバスだと洗い場がないため、あらかじめバスタブにお湯を張ると体を洗っていない状態で湯船につからなければならず、なんだか気持ちが悪いため、お湯を張らずにバスタブの中で体を洗って、そのあと栓をしてシャワーのお湯でお湯をためたりすることもたまにあったが、お湯がたまるまで時間がかかるのでユニットバスだと結局シャワーだけで済ますことが多かった。
ガスキッチン

料理好きならガスコンロが使える物件にしておいた方がいい。
私はガスコンロ設置済かガステーブルが置ける物件にしか住んだことがないが、IHキッチンの物件に住んだことがある友人は「IHで作った料理はまずい」と言っていた。
肉を焼いたり、チャーハンを炒めたり、強い火力が必要な料理をよくする人は、ガスコンロ設置済かガステーブルが置ける物件に住んだ方がいい。
あと、オール電化とか、何でもかんでも電気にすると、電磁波の影響で脳が休まらなくて体調不良になる人もなかにはいるみたい。
バルコニーあり
これはあくまで個人的なものだが、私は外干しがしたいのでバルコニーは必須。
逆に室内干ししかしない人は、室内物干し付きの物件だと便利かもしれない。
都市ガス
都市ガスが供給されている地域では、都市ガスが使える物件にしておいた方がガス代が安くつく。プロパンガスの物件だとガス代が高くなる。
オートロック
オートロック付きの物件に住んでいると防犯の面で安心。
オートロックだと、居住者以外は容易に建物内に入れないばかりでなく、エレベータなどに防犯カメラなどが設置されていることも多いので、そういう面でも犯罪者側が避ける傾向にある。
宅配ボックス
週5日くらい働いているとネットで購入した商品がなかなか受け取れなかったりする。
休日に荷物を受け取るためだけに自宅で数時間待機しているのは時間がもったいないなと思うこともあるが、宅配ボックスがあれば不在でも勝手に宅配ボックスの中に置いておいてもらえるので便利。
TVモニターフォン
インターホンにTVモニターがついていると、人が来た時にインターホンで応答しなくても大体見た目で配送の人なのか勧誘の人なのかわかるので安心。
オートロックなしの物件にする場合は、TVモニターフォンはできればあったほうがいい。
大通りに面している
痴漢やストーカーに遭うリスクを減らすためには、大通りに面していて人けのない道を通らなくていい物件を選ぶといい。
ただ、大通りに面していると、排気ガスなどが多くて空気の悪さが気になることもある。
犯罪のリスクが低い方か、空気が良い方か、どちらが譲れないかは人それぞれなので、これだけは譲れないというものを考えておくといい。
敷金1か月、礼金1か月
東京だと、敷金1か月、礼金1か月、2年更新で更新料1か月が標準的だと思う。
敷金と礼金は無い方が初期費用はかからないが、敷金は解約時には清掃費用などを差し引いた分が戻ってくるので、敷金アリで問題ない。逆に敷金無しの物件だと、なかなか借りる人が見つからない人気のない物件である可能性がある。
礼金は戻ってこないお金なので礼金無しだとありがたいと言えばありがたいが、礼金無しの場合は「1年以内に解約の場合、解約料として家賃の1か月分を請求する」なんて契約書に書かれていたりするので少し注意が必要。
女性の一人暮らしの賃貸物件のおすすめ条件のまとめ

個人的にはこの記事で書いた条件が全部そろっていたら理想的な物件だなと思う。
RC、オートロック、宅配ボックス付きなど、条件の良い物件は家賃が高くなりがちだが、良い物件に住むことで、生活の中の無駄な時間を減らして時間を有効活用でき、犯罪に遭う確率を減らして安心して生活できる。
そう考えると、家賃が数千円や数万円高くなっても、支払う価値はあるのではないだろうか。
ただ、家賃が高すぎて欲しいものも買えないくらい家計が苦しくなって精神的なストレスがかかってしまっては元も子もない。
基本的に、家賃は月の収入の3割以内までに収めるというのが理想的とされているので、その辺のラインの家賃で物件を選ぶのがいい。
いろいろ希望の条件はあると思うが、物件選びではどの条件を優先するか優先順位を決めて、妥協できるところは妥協して、身の丈にあった物件を選ぶことが大切と思う。
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