先日、退職後の還付申告のために確定申告に行ってきたという旨の記事を書いたが、いろいろと調べているうちに、国民健康保険料も控除できるのに申告してないことに気がついた。
また、副業の所得が20万円以下なら確定申告はいらないけど、住民税(市民税・県民税)の申告は必要という事実に気づいた。
「え…住民税の申告…めんどくせぇ」ということで、さらに調べたところ、収入を経費で差し引いて所得0円(所得なし)になれば市役所によっては住民税の申告がいらない可能性が高いということがわかった。
そこで、経費になる領収書をかき集めて計算したところ、副業の所得はなし(赤字)だったので、市役所に電話したら、副業してても所得なしなら住民税の申告はいらないということだったのだけど、「副業で赤字なら訂正申告したらどうですか?」と言われ、いろいろあって結局、確定申告の訂正申告に行ってきた。
前回の記事はこちら↓
今回の確定申告での問題点
今回の確定申告で私が抱えていた問題は以下の3点。
- 副業したけど所得なしまたは赤字の場合、住民税の申告は必要なのか?
- 還付申告で確定申告する場合、副業の収入についても申告する必要があるのか?
- 確定申告の時に国民健康保険料を控除するのを忘れたけど訂正は可能か?
Q. 副業したけど所得なしまたは赤字の場合、住民税の申告は必要なのか?
A. 申告不要。(市町村役場によって違いがある可能性がある)
とりあえず私が住んでいる市の市役所では副業の所得がなしか赤字の場合は住民税の申告はいらないとのことだった。
Q. 還付申告で確定申告する場合、副業の収入についても申告する必要があるのか?
A. おそらく必要。
副業所得20万円以下で確定申告不要なので、還付申告の確定申告時に副業については申告しなくていいと思い込んでいて、確定申告時に副業収入と経費について申告しなかった。
しかし、市役所に電話した時に「訂正申告したらどうですか?」と聞かれてふと気づいた。
「会社が年末調整をしてくれる場合、副業所得が20万円以下なら確定申告はいらないけど、退職後に所得税の還付のために確定申告を行った場合は、すべての収入について申告しなきゃいけないのか?」
ということで税務署に電話。
税理士の方の話によれば、メインが給与所得の場合は副業については申告しなくてもいいんだけど、私の場合、国民健康保険の控除し忘れもあるので、訂正申告しましょう、その時に副業についても申告しましょう、とのことだった。
メインが給与所得の場合、副業について絶対に申告が必要とは言われなかったけど、退職後の還付申告のために確定申告する場合は、すべての所得について申告したほうが良さそう。
なお、副業の経費の領収書などは確定申告の際には必要なく、収入と経費がわかるメモ書きをもっていけばいいと言われたので、以下のようなメモを持っていった。なお、確定申告書へのメモ書きの添付は不要だった。
Q. 確定申告の時に国民健康保険料を控除するのを忘れたけど訂正は可能か?
A. 訂正は可能。訂正申告する。
国民健康保険料については、国民年金と違って控除証明書が送付されない。
訂正申告の時に念のため国民健康保険料の領収書をもっていったけど、特に確定申告書につける添付書類は必要なく、合計金額を入力するだけだった。
確定申告の訂正申告のやり方
私の場合、確定申告時と同様に税務署の確定申告書作成コーナーに行って、確定申告の時にやったようにもう一度申告内容を入力して訂正申告した。
訂正する部分だけでなく、給与所得や社会保険料控除など、すべて入力し直さなければならないので面倒。
入力し終わったら確定申告書を印刷して必要な書類を提出して訂正申告完了となった。
確定申告の申告内容を間違えたので訂正申告に行ってきたのまとめ
給与所得だけなら簡単な申告内容で済む確定申告(還付申告)だったのに、副業でWebライターをしていたり、ブログ関係のアフィリエイトのセルフバック報酬があったせいでかなりややこしくなってしまった。
とても面倒だったので今年は年をまたいで無職でいるのはやめて、会社に年末調整をしてもらい、副業の所得は20万円以下に抑えたいと思う。
しかしながら今後のことを考えて副業に関しては帳簿をつけ、自宅からe-Taxで確定申告ができるようにマイナンバーカードの発行とICカードリーダライタの購入、もしくは郵送で確定申告ができるようにプリンタの購入を検討しようと思う。
ちなみに今回の訂正申告で還付金額は増えたが3000円くらい増えた程度。市役所や税務署への電話代と交通費と時間を考えると大して得していないが、勉強になったので良しとしよう。