30歳になり今までのキャリアに行き詰まりというか、これ以上この業界・職種で学ぶことが大して無いなと思っていた。
キャリアチェンジなども考えたがこれから進むべき方向を見出せずにいた。
そんなときに、ハローワークで適職診断(職業興味検査・キャリアインサイト)というものが受けられると知って受けてみることにした。
所要時間1時間くらい
所要時間は適職診断とそのあとのハローワークの相談員さんとの職業相談をあわせて1時間から1時間半くらいだった。
適職診断の流れ
電話で予約
職業興味検査は要予約と案内に書かれていたので、ハローワークに事前に電話して予約した。
私が利用したハローワークでは、午後2時から午後4時くらいの時間で予約を取れるみたいだった。
ハローワークのパソコンで実施
ハローワークに行って受付で名前と適職診断を予約した旨を伝えると適職診断用のパソコンに案内された。
とりあえず「青色になっている項目の診断は全部やってみてください」とのことでその他の項目は任意とのこと。
結構青色の項目だけで疲れてしまう人も多いのだとか。
能力評価・興味評価・価値観評価・行動特性評価などの項目があり、画面の指示に従って自分が当てはまるか当てはまらないかなどを選択していく。
私はこの時、最後の総合結果という項目をやるのを忘れてしまっていたみたいなので、もしハローワークで適職診断をしてみる人がいたら最後の項目をやるのを忘れないでほしい。
印刷
全部入力が終わったら印刷して適職診断(職業興味検査・キャリアインサイト)は終了。
職業相談
印刷された診断結果を見ながら相談員の方と結果を振り返る。
とはいっても、担当の相談員の方が、他の面談が入ってしまったりしていて大して話す時間は取れなかった。
診断結果より、今までの私の経歴を見てもらいながらこれから転職どうしようみたいな話をして終了した。
適職診断の感想
職種リストはいまいち
適職診断の結果に基づく職種リストは30代には正直微妙だなと思った。
能力における職業とのマッチングで1位:医薬情報担当者(MR)とか出ても、「いや、今から?今からMRになれって?」ってなるし。
能力・興味・価値観・行動特性評価は良い
この職業興味評価は自分がどういうことが得意か、興味があるかなどを改めて認識するには良いと思う。
例えば私の場合は、能力的には「プランニング」や「リサーチ&アナライズ」が得意で、職業興味的には「研究的興味領域」や「芸術的興味領域」が高く、価値観では「仕事の内容」に重きを置いていて、行動特性では、「個人プレー」の「改革」派の「自由人」で、「フォロアー」で「スペシャリスト」で「マイペース」とのこと。
結果を見て、「あぁ、確かにそうかも」と思った。
今までやってきた事務はそれほど向いていないことが判明した。まぁ、特許事務なので専門的な職種でもあるので何とかやってこれたのだろう。
本当は技術職や研究職、物づくり、個人経営が向いているらしい。確かに最近そんな気がしてたんだよな。
相談員さんめっちゃ話しやすい
適職診断とは直接関係ないんだけど、ヤングコーナーの相談員さんがすごく話しやすかった。
「求職活動実績が足りなかったらまた相談に来てもらってもいいし」と言ってくれたので、求職活動実績が足りなかったら相談に行こうと思う。
ハローワークの相談員さんを名前で指名して相談することもできるそうなので、気の合う相談員の方がいたら名前を覚えておくのが良さそう。
今回は簡単な名刺みたいなものをいただけた。
余談:家にいながら無料で適職診断ができるおすすめ転職サービスサイト
この記事を読んでハローワークに電話してキャリアインサイトを予約してハローワークに行って診断を受けて相談員の人と話をするのは面倒臭そうだなと思った人には、一歩も外に出ずに且つ誰とも会話せずにインターネットで無料でできる適職診断がおすすめ。
ミイダス
ミイダスは自分の現在の市場価値(自分の適正年収)を調べることができる転職サービスサイト。
自分の職歴や資格、スキルなどを入力することで、自分の適正年収を調べることができる。
適正年収はミイダスに登録しなくても調べることができるが、ミイダスに登録するとさらに、かなり細かい診断である「ミイダスコンピテンシー診断(旧:ミイダス適性チェック)」(適性チェックや総合適性検査、適職診断などに相当する診断)を受けることができる。
私が「ミイダス適性チェック」が行われていたころに実際に診断した結果はこれ↓(細かくみられると恥ずかしいので縮小して載せます。)
「ミイダスコンピテンシー診断」の前に提供されていたミイダス適性チェックでは、マネジメント資質、能力特性、あなたの強み、職務適性(適性の高い職種・適性の低い職種)、上下関係適正、上司部下タイプ別適合度マトリクス、ストレス要因の項目で職務適性が診断されていた。
「ミイダスコンピテンシー診断」もミイダス適性チェックと同様の診断内容だと思うが、少し変わっているかもしれない。
診断はスマホでもパソコンでも受けることができ、結果はミイダスのサイト上でいつでも見られるし、上記のようにPDFで表示させたり保存したりすることも可能。
自分にとって適性の高い職種もいくつか挙げてくれるし、個人的にはハローワークのキャリアインサイトより、ミイダスの適性チェック(現:「ミイダスコンピテンシー診断」)の結果の方が当たっているような気がした。
ミイダスは一応転職サービスサイトなので、登録すると企業からスカウトメールなどが来るのでメールが来るのが絶対に嫌という人には登録はおすすめしない。
ただ、ミイダスは転職エージェントと違ってキャリアアドバイザーなどがいなくて、ほとんどシステムのみで成り立っているサービスなので、現段階で転職を考えていない人も気軽にミイダスに登録していいらしい。
むしろ、現段階で転職を考えていない人にも気軽に登録してもらって、登録状態を維持してもらって、その人の希望や適性に合った、条件の良い求人が出たタイミングで転職を考えてもらえれば…とミイダス側は思っているそう。
ミイダスの市場価値診断やコンピテンシー診断などの診断が気になる人は、とりあえず登録してみて、企業からのスカウトメールなどがたくさん来て嫌だなと思ったら登録を解除すればいいのではないだろうか(登録解除は簡単にできる)。
もちろん、適職診断に興味がある人で且つ、これから転職活動をする上で転職サービスを利用してみようかなと思っていた人には、ミイダスに登録すれば適職診断も受けられて、自分に興味がある企業とのやり取りもできて転職活動にも使えるので一石二鳥!
ミイダスへの登録・診断はこちら→市場価値診断ならミイダス!
ミイダスパーソナリティ診断 ※2022年11月末に終了
ミイダスコンピテンシー診断の他に「ミイダスパーソナリティ診断」という診断もある。
ミイダスパーソナリティ診断には、「生まれ持った個性」を8つの中から診断するものと、「今のコンディション」を8つのタイプから診断する2種類の診断があり、自分自身の内面を把握するのに役立つ診断となっている。
追記:2023年可能性診断・ミイダスラップ提供開始
ミイダスパーソナリティ診断は終わってしまったが、2023年5月頃からミイダスラップなるものの提供が開始された。
可能性診断というものを受診すると、AIがあなたの強みをラップで歌ってくれる。
実際のラップは下記のツイートの動画で聴ける。
リクナビNEXT(リクナビネクスト)
転職サイトのリクナビネクストに登録すると、グッドポイント診断という、自分の強みを見つけてくれる診断テストを受けることができる。
上記の18種類の特徴の中から自分の強み5つを教えてくれるので、転職活動の際、履歴書や職務経歴書などの応募書類で自分の長所を書くときのヒントになるので便利。
ちなみに私は以下の5つの強みがあると診断された。
引用:リクナビネクスト グッドポイント診断の結果より
グッドポイント診断の結果は個人的にはかなり当たっているのではないかなと思った。
リクナビネクストは転職者の約8割が利用する転職サイトということなので、転職活動を始める人もしくは今まさに転職活動をしているという人は登録しておいて損はないと思う。
グッドポイント診断はこちら→リクナビネクスト グッドポイント診断
無料・登録不要のWEBサイトでも適職診断はできるが…
転職サービスのサイトの適職診断以外にも、登録などをせずに簡易的な適職診断ができるWEBサイトもあるので、適職診断だけしたい人はそういう無料で登録なしでできるWEBサイトを探して適職診断をしてみるのもいいと思う。
ただ、無料で登録なしでできる適職診断は簡易的なものが多いので、詳細な結果がわかる適職診断や適性検査を受けたいならハローワークでキャリアインサイトを受けたりミイダスで適職診断をしてみることをおすすめする。
転職支援サービス「ミイダス」とは?特徴・メリット・デメリットハローワークで適職診断(キャリアインサイト)を受けてみたのまとめ
35歳くらいまでの方だったらハローワークで無料で適職診断(キャリアインサイト)を受けられるので、これからの就職活動や転職活動の方向性に迷っている方は受けてみるのも良いと思う。
学生とかとにかく若いうちに受けておいた方が良かったなぁと思った。でもまぁ、若いときに受けた結果と今受けた結果は違うかもしれないし、実際に仕事を経験する前に受けても「診断結果に実感が沸かなかったかもな」とも思う。
とりあえず、自分の能力・興味・価値観・行動特性について把握できたことはプラスになったし、相談員の方がすごく話しやすくて良かった。
2020年2月3日追記:
追記日時点でハローワークでは、この適職診断(キャリアインサイト)に加え、適性検査(GATB)も受けられる。
失業中の方は、ハローワークの適職診断の後に職業相談を受ければ求職活動実績にもなるのでおすすめ。
失業保険の求職活動実績の作り方【簡単な順】特に派遣ワーカーにおすすめ「求職活動実績が足りないけど、職業相談で何話せばいいんだ?」っていう方には、この適職診断を受けてから職業相談するっていう流れだと話のネタに困らないので良いと思う。
東京都内だと渋谷のハローワークでキャリアインサイトが受けられる。(詳細→ハローワーク渋谷 【ネット&適職診断PCコーナー】)
2020年11月27日追記:↑追記日時点で渋谷のハローワークでの実施状況は不明。
東京しごとセンターというところでは、キャリアインサイトではないが、職業適性検査(VPI・三種)をやっている。
神奈川だと、かながわ若者就職支援センターでキャリア・インサイトが受けられる。(詳細→かながわ若者就職支援センター その他の支援内容)
なお、かながわ若者就職支援センターのサイトで「お手軽Web適職診断」なるものが受けられるが、実際にやってみたがかなり簡易的なものだったので、本格的な適職診断を受けたい場合は、やはりキャリア・インサイトをした方が良さそう。
大阪だと、大阪わかものハローワークで適職診断(キャリアインサイト)が受けられる。
●◯. こちらの記事もおすすめ .◯●