派遣社員が派遣先の飲み会に誘われたら参加すべきか不参加でいいか。
私もかつては行くか行かないかで迷ったり、行きたくないのに派遣先の飲み会に行ったら案の定嫌な思いをしたりすることがあった。
いろいろあった結果、派遣社員が派遣先の飲み会に行くべきか否かの答えとして私が出した結論は
「行きたかったら行く。行きたくなかったら行かない。」
という単純なものであった。
けれども飲み会を不参加・欠席するにしても断り方をどうすればいいか悩むこともあると思うので私がよく使う断り方や他の人が使っていた断り方を紹介したいと思う。
また、私個人としてはこの飲み会には参加しておいた方がいいと思う飲み会もあるので、それについても書くことにする。
派遣先の飲み会の断り方
全飲み会不参加・欠席にする場合
新しい派遣先で就業し始めると歓迎会という名の飲み会が開かれる場合も多いと思う。
けれども「歓迎会なんていらないし、派遣先のすべての飲み会に一切参加したくない」という人もなかにはいると思う。
そういう場合は、最初に
「恐れ入りますがそういった飲み会などに私は誘っていただかなくて結構です。」
と言ってしまうのがいいだろう。
最初にこれを言えば絶対にこれ以降飲み会の誘いが来ることはおそらくない。
なお、直接言うのは気が引けるという場合は、就業し始める前かなるべく早めに営業担当者に派遣先の飲み会には参加したくない旨を伝えて、営業担当者から派遣先の担当者に伝えてもらうのがいいだろう。
飲み会に時々参加したくない場合
不参加・欠席の場合に理由はいらない
飲み会に何回かは参加しても、時々参加したくないときもあると思う。
派遣社員が派遣先の飲み会に参加する義務はないので、飲み会を断るのに具体的な理由はいらない。
よって、参加したくないときは、
「今回は都合が悪いので欠席します」とはっきり言おう。
都合のいい日程を聞いてくる飲み会の場合
たまに、出席か欠席かではなく、都合のいい日程を聞いてくる飲み会がある。
こういう場合も「今回の飲み会は欠席します」と断ってしまっていい。
たまにエクセルで表などがつくられていて、「都合のいい日に〇、都合の悪い日に×をお願いします」なんてメールで送られてくる場合があるが、全日程×印をつければ問題ない。
プライベートの都合で、日程は確定してないけど絶対に優先させなければならない用事が入る予定があるとかは普通のことだし、そういう場合全日程×にするしかないだろう。
家庭の事情などで、夜のイベントには一切参加できない人も普通にいるので、全日程参加不可と答えようが気にすることはない。
しつこく理由を聞かれた場合の断り方・断る理由
理由を言わずにきっぱり欠席しますと言えば普通は理由を尋ねられることはない。
しかし、社員の人と普段から割と仲が良かったり、あるいは社員のほうが一方的に自分と親しいと思っている場合は、理由を聞いてくるときがある。
私も「なんで欠席なの?前回なんか嫌なことあった?参加しようよ!」みたいなことを言われたことがある。
そんなときの私の断り方や、他の人が使っていた断り方には以下のようなものがある。
- 最近体調がすぐれない。
- お腹の調子がずっと悪い。
- 食品添加物によるアレルギー・皮膚炎が最近ひどいので外食できない。
- 資格試験を控えている。
- 習い事をしていて定時後は忙しい。
- 他に最優先の予定が入りそうなんだけど日程がなかなか決まらない。
「体調が悪い」や、勉強や習い事などで「時間がない」と言えばたいていの場合は納得するだろう。
行った方がいいと思う飲み会

飲み会に良くいかないは人それぞれだし、特に派遣社員は派遣先企業の社員に気を遣う必要もないので全飲み会不参加でもいいと思うのだが、個人的にはこの飲み会くらいは参加しておいてもいいかなと考えている飲み会について挙げてみる。
歓迎会
歓迎会については私は行くようにしている。
入った早々「親交を深める気はありません」みたいな感じを示すのもあれだし、誰がどういう人間かを把握するのにも適した場なので、まぁ正直面倒臭いと思う時もあるけど、歓迎会なら大体私は飲み会の会費を払わなくてよくてタダだし行っとくかという感じで言っている。
3回目くらいの飲み会
2回目の飲み会については、毎回参加するイメージがつくと嫌なので行かないことが多い。
それで3回目か4回目くらいはまた行っておくというのが多い。
歓迎会で費用を出してもらったので、まぁ一切お金を払わないのも悪いかなという感じで3回目くらいの飲み会でもう一回参加しておいて会費を払っておけば、「タダの時しか参加しない人」とは思われないだろうという考えによるものである。
なお、私は残業ほぼなしで月に額面30万くらいは稼ぐハイキャリア系派遣OLなので、派遣先での人間関係が良好な場合はたまには派遣先の飲み会に参加して会費を払ったりするが、額面20万くらいの駆け出し派遣社員なら自腹を切らなければいけない飲み会に無理に参加することもないだろう。
行きたくもない派遣先の飲み会に無理して参加して金と時間を無駄にするより、自己投資のために金と時間を使った方がいい。
行きたいと思った飲み会
当たり前だが行きたいと思った飲み会にはどんどん参加しよう。
派遣先の社員の人と意気投合して少人数で飲みに行くことになることもなかにはある。
少人数の飲み会は部署全体の飲み会より気楽だし、気の合う人たちと少人数で飲みに行くのであれば楽しいと思うのでもちろん参加しよう。
送別会
私の場合、今まで就業したほとんどの派遣先で送別会が行われることが多かった。
送別会も歓迎会と同様、まぁせっかく開いてくれるんだからしょうがないから行っとくかという感じで行くようにしている。
送別会を開いてくれる場合の飲み会の会費はタダだし、派遣先によっては花束とかプレゼントとかもくれることがある。
送別会をわざわざ設定してくれて悪いなということで、送別会を開いてくれる場合は、最終出勤日に派遣先の社員や派遣社員の一人一人にお菓子を配るようにしている。
派遣社員と派遣先企業は、主に3か月単位でいつでもどちらからでも契約を終了できるドライな関係ではあるが、その派遣先で働くことでスキルアップにつながったり、いろいろお世話になった人もたくさんいるので、お菓子買って配るくらいはしておいてもいいかなと思う。
行かない方がいいと思う飲み会

他部署を含めた飲み会
他部署を含めた飲み会の場合は、自分のことを全く知らない正社員の人がたくさんいるので行かない方がいい。
たまに「大きい括りだと一緒の部署だから」とか言ってくる場合もあるが、仕事上関わりのない人がたくさん来る飲み会は行かない方がいい。
経験上、同じ部署なら普段の仕事ぶりから私が有能な派遣社員であり、正社員になりたいなんて微塵も思っていないハイキャリア系派遣社員であることを正社員の人が認識しているが、他の部署の人だと自分がどういう人間かを認識していない。
よって派遣社員というだけで見下してくるトンデモナイ奴がいる可能性がある。
したがって顔も知らず話したこともない他の部署の社員がたくさん来るような飲み会の場合は不参加にしておくのが賢明だ。
派遣先の飲み会に行きたくない時の断り方のまとめ
行った方がいいと思う飲み会についても書いてみたが、歓迎会だろうが送別会だろうが、本当に行きたくなかったら行かなくていいと思う。
私自身、行きたくないなと思った飲み会に行って、予想と違ってすごく楽しかったなんてことは1度もない。
行きたくないなと思って行った飲み会は、行ってみたとしても「やっぱり行かなきゃよかった」と思うだけ。
派遣先の飲み会にどうしても行きたくない場合は、この記事で書いた断り方などを使ってうまく断ろう。