化学物質過敏症の治療で処方されることの多いタチオン。
タチオン錠50mgを服用することでさまざまな効果が期待できますが、メリット・デメリットがあると思うので書いていきます。
タチオンのメリット

解毒効果がある
タチオンには解毒効果があります。
化学物質過敏症の症状で、体内にある微量の化学物質や重金属などの有害物質で体調不良になっている場合に、タチオンを服用することによって解毒がうながされ、体が楽になることが期待できます。
化学物質過敏症の場合は、50mg~100mgのタチオン錠を一日数回飲んで、少しずつ解毒するのが良いそうです。
錠剤なので手軽に飲める
タチオンは錠剤なので自宅で手軽に服用できるのはメリットです。
解毒のためにグルタチオン点滴をされている方もいらっしゃいますが、錠剤のタチオンで問題ない方は、点滴よりタチオンの服用が手軽だと思います。
美白効果もある
化学物質過敏症の治療とは関係ありませんが、タチオンには美白効果もあるので、肌が白くきれいになりやすいです。
タチオンのデメリット

添加物が入っている
添加物に反応してしまう化学物質過敏症の方は、処方薬のタチオンは体に合わず、グルタチオン点滴をしてもらっている方もいらっしゃいます。
硫黄がダメな人は合わない
硫黄の成分が体質的にダメな人は飲めないそうです。
長期服用は副作用に注意
グルタチオンやビタミンCの投与は本人が症状改善を自覚できる間は継続するが,低血糖,尿結石に注意する。
アレルギーの臨床 特集 化学物質過敏症・最新の知見 Vol. 41 (14), 2021 p. 26 (1252)
とのことなので、長期服用の際は注意しましょう。
調剤薬局にあまり置いていない・在庫不足によくなる
タチオンは比較的めずらしいお薬だそうで、調剤薬局に置いていなかったり、出荷調整が入って在庫不足になったりすることがよくあります。
出荷調整が入っている時期だと、調剤薬局の人がタチオンを取り寄せようとしても、過去に一度でもタチオンを取り扱ったことのある薬局でなければ取り寄せができないということがありました。
日々の解毒のためにタチオンを頼みの綱としている化学物質過敏症患者さんは、タチオンを確保できるか不安に思う方もいらっしゃると思います。
薬局での移香が気になる
タチオンは通常のお薬のパッケージに包まれていますが、片側がプラスチックの入れ物のため、香害のひどい薬局や特にドラッグストアなどに入っている調剤薬局に置いてあると、タチオン自体に移香していることがあります。
解毒するためのお薬が香害汚染されていたがためにもっと具合が悪くなってしまったなんてことにならないように気をつけましょう。
ちなみに私は今は病院で処方されるタチオンは飲んでおらず、iHerbというサイトで買える Life Extension, グルタチオン、システイン&C、100粒 などのグルタチオンのサプリメントをときどき飲んでいます。
化学物質過敏症処方薬タチオンのメリット・デメリットの最後に
私が化学物質過敏症の治療で最初にタチオンを服用したときは、1日くらいで本当に体が楽になりました。
ただ、飲んでいるうちに、調剤薬局で渡されるタチオンへの移香に気づいたことと、今はもう化学物質過敏症の病院には通院していないため、今はときどきグルタチオンのサプリメントを飲む程度にしています。
タチオンは在庫不足で不安になることも多いので、代替として Life Extension, グルタチオン、システイン&C、100粒 などのグルタチオンのサプリメントを試しておくのもおすすめです!
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