友人が「TOEICの勉強は前日に問題集をパラパラめくる程度で毎回受験していたらスコア900超えてきた」と言っていたので、TOEICスコアが800点台で伸び悩んでいる私も「TOEICを毎回受験すれば900点行くかもしれない!」と思い、2017年の10月から2018年の5月にかけて毎回受験してみたので、TOEICを毎回受験したらスコアは上がるのか検証した結果をお伝えする。
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1回目のスコア 780
まず注目していただきたいのが1回目。
私も友人を見習って、ほぼノー勉強で前日に公式問題集をパラパラめくる程度の勉強だけで久しぶりのTOEICに臨んだ。その結果、スコアは780。
2010年の時点で875点、その後3年くらいは800点台をキープしていた私のTOEICスコアが久しぶりにTOEICを受けたところ780点にまで下がっていた…仕事で英語を使っていたにも関わらず…。
なお、この1回目のTOEICはTOEIC IPと呼ばれる団体受験で安く受けられるものなので、公式認定証ではなくスコアレポートのため紙が青色になっている。
2回目のスコア 780
2回目も友人を見習って、そして勉強する気も全く起きずにほぼノー勉強のままTOEIC受験当日を迎えた。
2回目はTOEIC公開テストを受験したので正式な公式認定証が発行された。
なんと!2回目も1回目に受験した時と全く同じスコアの780。
こっ、これは・・・
TOEICはいつ実施のテストを受験しても実力が同じであれば同じスコアが出るというのは本当ということか…!?
そしてTOEIC IPテストのスコアはTOEIC公開テストのスコアと同等のものとみなされるというのも、TOEIC IPテストとTOEIC公開テストで全く同じスコアが出たことから納得!凄い!凄いぞTOEIC!!
3回目のスコア 790
10点の微増。TOEIC慣れしたということだろうか。
受験日を見ると、前回の11月と12月の間は20日しか間が空いていない。
あまり日数が開いていないために慣れで若干上がったのかもしれない。
4回目のスコア 780
また780点に戻った!
この結果を受け、さすがに4回も受けて800点台に戻らないのはまずいし、金の無駄遣いだと思い、真面目に勉強を開始した。
勉強の内容は、金のフレーズの音声を無料でダウンロードして英単語を覚え、数年前にダウンロードしたキクタンTOEIC990のアプリでひたすら単語と例文を聞き、TOEIC公式問題集を解き、解いた後に復習し、その後公式問題集に付属のリスニング問題のCDの音声を聞きまくるというもの。
そこまで本気では勉強していないと思っていたが、こう書いてみるとだいぶ勉強してる感があるな…。
5回目のスコア 855
TOEIC対策の勉強をしたおかげか800点台のスコアを取り戻した。
しかし、公式認定証を見てみると、スコアが上がっているのは主にリスニング。
あんなに単語を覚えたのにリーディングはほとんど上がらなかった。
公式問題集のリスニング問題の音声や金のフレーズの音声を聞きまくったおかげで耳が慣れてリスニングのスコアが上がっただけのようだ。
とりあえず20代前半の頃のスコアと同じ800点台に戻ったが、855点だとノンネイティブの最高レベルと言われる860点に達していない。
そして、そもそも私の現在の目標はTOEIC 900点なのだ。
さらに勉強してとにかくリーディングを何とかしなければならない。
6回目のスコア 830
もっとスコアを上げるために勉強しようと思っていたが、800点台のスコアを取り戻したことで気が緩み、そしてこの時期に転職活動などもしていて勉強もほとんどしていなかったため、スコアが上がらなかったどころか少し下がった。
TOEICのリーディング問題を解いているときに途中の問題をなぜか1問飛ばしてしまい、1問ズレた状態で10問くらいマークしてしまったためその修正作業で時間がとられてしまったのがスコアが下がった原因かとも思ったが、公式認定証をよく見るとリーディングの点数は下がっていないので、リスニングの時に集中していなかっただけかもしれない。
7回目のスコア 840
結局勉強する気がそれほど出ずに迎えたTOEIC受験7回目。スコアは840。
やはり勉強もせずに毎回受験していてもTOEICのスコアは上がらないようだ。
この7回目の結果を受け、いったんTOEICの毎回受験は取りやめて、作戦を練り直してから出直すことにした。
なぜ900点を取れなかったのか考えてみた
切羽詰まってない
9年前に、TOEIC 800点取れば、新卒で就職しなくても派遣で高時給の仕事に就ける!と思って必死に勉強していた22歳の頃と違い、最近は別に切羽詰まっていない。
TOEIC 900を要求してくる派遣の翻訳の仕事にも、実務経験的には応募できるようになってきたためTOEIC 900点を取ることを目指したのだったが、900点取ったからっていい仕事に就けるという保証はないし、TOEIC 900点いっていなくても翻訳の実務経験があるからTOEIC 800点台でも採用されるということもある。
なのでそんなに必死になってTOEIC 900点を取ろうという気にならなかった。
私の金銭感覚が狂っている
TOEICの通常の受験料は5,725円。そこまで安くはないし、毎回受験するとなると結構な額になってくる。
7回受験したら、1回目はTOEIC IPで安かったとはいえ、交通費も含めれば、4万円を超える。
しかし、高収入な事務系派遣社員としてノー残業で月30万くらい普通に稼ぐようになってしまった私にとっては月々の受験料は大した額ではないと感じるようになってしまったようだ。
900点取れる実力がない
友人が、TOEICテストの前日に問題集をパラパラめくるだけでTOEICのスコアが900点を超えてきたのは、その友人がもともとTOEIC 900点をとれる実力があったからだ。
その友人は日頃から海外のニュースを読んだり、大学生や大学院生の頃から論文を毎日のように読みまくったりしていたからそもそもTOEIC 900点をとれる実力があったのだ。
それに比べて、私は仕事上で英語を使っているといっても、毎日やり取りするメールやレターの内容はほぼ決まりきった内容だし、翻訳業務もメールの翻訳だと内容的には大したことないし、技術翻訳も専門用語に気をつけなければいけないだけで文構造としてはシンプルだし…。
そう、私にはTOEICで900点をとれる実力がそもそもなかったということ!!!
TOEIC、特にTOEICのリーディングは、大量の情報の中から必要な情報を得るスキルを図る試験である。
そのような、大量の情報の中から瞬時に必要な情報を得るスキルが私には足りていなかった。
ということで結論は、TOEICを毎回受験してもスコアはその人の実力までしか上がらない!
TOEICを毎回受験したらスコアは上がるのか検証した結果のまとめ
まだTOEICのテスト形式に慣れていない人や、日々英語の勉強をしていてどんどん英語力が上がっていっている人、TOEICの受験料を支払うことでお金を無駄にしたくないという理由で普段より必死になって勉強できる人にとっては、TOEICを毎回受験することは有益であろう。
しかし、TOEICのテスト形式にある程度慣れていて、受験料を支払ったからと言ってそれほど勉強するやる気も起きずに毎回ほぼノー勉強でTOEIC試験に毎回挑んでも、私のように金と時間を無駄にするだけである。
というわけで、私はまずTOEIC 900点をとれる実力をどうやってつけるかを考え、確実に実力をつけてから出直すことにする。
2020年11月18日追記:
結局、以下の記事で書いたような考えに至ったのでTOEIC900点を取るのは諦めました。
本気でTOEIC高得点を目指すなら
本気でTOEIC高得点を目指すなら、スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランなどを利用するのがいいのではないかと思います。
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