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化学物質過敏症患者、脳脊髄液減少症の専門医を受診してきた

脳脊髄液減少症(漏出症)由来で化学物質過敏症を発症した可能性もなくはないと思い、念のため脳脊髄液減少症の専門医を受診してきたので、その時の内容や考えたことなどをいろいろ書いていきます。

脳脊髄液減少症の専門医を受診しようと思った経緯をまず知りたい方はこちらの記事からどうぞ↓

化学物質過敏症の原因は脳脊髄液減少症か?

受診の概略

問診では、いつ頃からどんな症状が出てきたかなどを簡単に聞かれた。

その後、ブラッドパッチをすることによって症状が良くなる人と変わらない人と悪化する人の割合や、検査入院・生食パッチ・ブラッドパッチをする場合の費用などの説明を受けた

瞳孔の検査と握力の検査と、腱反射?みたいなのをした。

1時間くらい待てば脳のMRI撮影ができるとのことで、撮影してもらった。

MRI撮影の結果は、脳の下垂はなし。萎縮もなし。血管もキレイとのことだった。

今一番困っている症状を聞かれて、「喉のつまり感と頭痛です」と答えた。

でも考えてみたら、もう化学物質過敏症の症状はかなり軽くなっており、それほど困っているというほどでもない。

脳脊髄液減少症と化学物質過敏症の関係もまだよくわかっていないとのことで、頭痛は、いろいろな何かが原因になっている可能性があるから他の可能性も当たってみた方がいいと言われて、「確かにな」と思った。

仕事についても聞かれ、「一応続けられています」と答えた。(まぁブロガーという、ほぼいつ何をやってもいい職業だから続けられているだけだが)

次回の受診で脊髄のMRI撮影をすることもできるとのことだったが、化学物質過敏症の症状はもう軽い症状しか残っておらず、生活に支障をきたすレベルではない。

もし脊髄から軽度の髄液漏出があったとしても、今の体調の回復具合で、入院や手術をする決心はつかないので、脊髄のMRI撮影の予約はしないことにした。

「様子を見ます」と言うと、「それもいいと思いますよ」と言われた。

化学物質過敏症の治療などを優先させて、また何かあったら受診するということになった。

症状の原因になっている可能性があることをすべて調べて、症状をコントロールしたり軽減したりする他の方法をやってみた上で、それでも生活に支障をきたすレベルになりそうだったら、再度、脳脊髄液減少症の検査入院を検討しようと思う。

軽症の脳脊髄液減少症の可能性もなくはないが

脳脊髄液がどこかから微量ずつ漏れ出て脳脊髄液が減少して化学物質過敏症を発症した可能性もなくはないし、化学物質過敏症の症状がほぼなくなった今も、脳脊髄液がどこかから多少漏れている可能性はなくはない。

でも検査や生食パッチ、ブラッドパッチにもリスクはあるし、お金もかかる。

治療に伴うリスクもある。脊髄に針を刺す前に実施する麻酔がとても痛い。もともと血液がない場所に血を入れるため癒着が生じることも。何度も処置を受け、片まひが起きた例も報告されている。

激しい頭痛…脳脊髄液減少症 適切な治療へ一歩|NIKKEI STYLE

化学物質過敏症はもう寛解した感じなので、今の体調の良さで検査入院やブラッドパッチをする決心はつかない。

もし軽症の髄液漏出があったとしても、私はこの動画にある通り、脳脊髄液減少症の慢性期の対処法をして、自分の適応力を信じる!

頭痛も関節痛も今は右半身が主だから、頸椎ヘルニアが原因になっているのかもしれないし、長年背中のゆがみもあって曲がっているし、ストレートネック気味だし、慢性上咽頭炎かどうかもまだ診てもらってないし、その辺の可能性をあたって解消していって、それでもCS症状の名残が消えなかったり、再度悪化したりしたら、脳脊髄液減少症由来なのかもしれない。

でもCS症状の名残くらいの症状で、検査のために腰に穴を開けたり入院したりしようという気にはならない。

やっぱり、CS症状がまた極端に悪化したとか、起き上がれなくなったとか、頭が割れそうなくらいのひどい頭痛とか、そのくらいの切羽詰まった状況にならないと、入院する気になれない

というか、そのくらい切羽詰まってからでいいやって思った。

5年後とか10年後とかには医療も発達しているかもしれないし、化学物質過敏症と脳脊髄液減少症の関係についても色々わかってくるかもしれないし、日本はもう人工香料臭やその他諸々でどこもかしこも臭いから、将来的に外国に移住して外国でブラッドパッチをしてもらった方が病院の入院施設も人工香料臭くないかもしれないし。

髄液が漏れやすい体質なのかも

この本「脳脊髄液減少症を知っていますか―Dr.篠永の診断・治療・アドバイス」の症例 (p.141)でも挙げられている通り、髄液が漏れやすい体質の人がいるとのことで、私も元々髄液が漏れやすい体質なのかもしれない。

人生を思い返すと、人生のなかで何回か、もしかしたら脳脊髄液が漏れ出ていたり減少していたりしたときもあったのかも?って思う

小学校3年生の時にブランコから落っこちて、その1年後くらいに精神的ストレスもあって自律神経失調症になって1年学校不登校だったし。

その後、小5から学校行き始めて、急激に視力が悪くなっているのに気づき、それまでの人生で頭痛ってなかったんだけど、小5か小6くらいから急に頭痛が起きるようになったし。

まぁファブリーズが発売され始めた時期とほぼ被るから、他人が使用するファブリーズの化学成分に反応して頭痛が起きていたのかもしれないけど。

あと、結婚式前に駅の階段でズッコケてお尻を打って、結婚式中に人の話に頷いている時に、頭の中で何か液が流れるような感覚があって、これ以上頷けないので、小さな頷きにして、顔面で「へー」っていうのを表現していたのを覚えている。

脳脊髄液減少症と併発しやすい疾患

ブロガーという文章を書くお仕事をしているので、脳脊髄液減少症と併発しやすい高次脳機能障害っていうのが一番怖いなって思ったんだけど、脳のMRI画像を診てもらって萎縮は全くなく、血管もキレイということで、思考力低下も集中力が続かないのも、数か月前まではあったけど、今はないし、単純に化学物質過敏症の症状だったんだと思いたい

とりあえず、確定申告とか、ブログ書くとか、集中してやらないといけないことをやっていたら集中力戻ってきた。

ってか数千字のブログを何記事も書けていれば大丈夫っしょ!

視床下部性ストレス不耐・疲労症候群だった?

私の化学物質過敏症の症状のほとんどは、視床下部性ストレス不耐・疲労症候群でほとんど説明がつくことに最近気づいた。

末梢神経などの障害や、末梢神経や中枢神経が感作された影響もあったんだろうけど、視床下部性の度合いが高かったんじゃないかな?

だから、脳脊髄液減少症の保存的治療の2週間の臥床安静を自宅で実施してとことん休んだことで、視床下部が緊急事態型から平常時型に戻ったんだと思う。

もちろん、臥床安静で髄液の漏出箇所が修復された可能性もあるけど。

①保存的治療(連続して10〜14日程度の厳重な臥床安静+水分摂取)
急性期には、有効な症例が多い。また小児・若年者例は、特に有効性が高く、慢性期でも行ってみるべき治療と考えます。

脳脊髄液減少症の治療 – 医療法人明仁会 明舞中央病院(兵庫県明石市)

ブラッドパッチをしてもなかなか髄液が増えない脳脊髄液減少症の方のなかにも、視床下部性ストレス不耐・疲労症候群で、緊急事態型のままで平常時型に戻れていないから、髄液産生不良あるいは髄液吸収過剰のモードになってしまっているままの方がいるのではないかと推測する。

そして、脳脊髄液減少症の慢性期でも、一度は保存的治療の臥床安静を試すべきという見解があるのも、2週間の臥床安静で髄液の漏れが止まったり、漏れる量が少なくなったりすることもあるのだろうけど、それだけでなく、視床下部が緊急事態型から平常時型に戻って、多少の髄液漏れがあってもそれを上回る脳脊髄液を日々つくれるようになったり、髄液産生不良あるいは髄液吸収過剰が治ったりして、脳脊髄液減少症が寛解する人がいるという側面もあるのかもしれない。

だから私は、もし多少脳脊髄液が漏れていたとしても、自己流臥床安静で視床下部が緊急事態型から平常時型に戻ったので(自己診断)、体さんが毎日必要な分の髄液をつくったり髄液の吸収具合をコントロールしていってくれることを信じる!

化学物質過敏症患者、脳脊髄液減少症の専門医を受診してきたのまとめ

脳脊髄液の漏出が多少あっても、この動画にある通り、それほど辛い症状ではなく、薬や整体やその他諸々でコントロールできる範囲内であれば、すぐにブラッドパッチをして漏れを止めるとかしなくてもいいんだと思う。

脳脊髄液減少症の専門医、受診しなくても良かったかな?って気もするけど、受診したことで、「今はもう化学物質過敏症の辛い症状もなく、寛解した感じだし、軽度の脳脊髄液減少症の可能性もなくはないけど、現時点では検査入院はしない」という判断に至ったので、受診して良かったなと思っている。

あと、行くのに片道1時間くらいかかる病院を受診してきたことで、起立性で症状が出ていると思っていた頭痛も、生活スタイル的に、起きてから3時間後くらいからパソコンで作業したりタブレット見たりし始めて、その影響で頭痛がしてくるだけみたいで、空いている電車に乗って移動するだけだったり、病院の待合室でボケーっと座って待っていたりするだけなら頭痛は起きないことに気づいた。

以前はパソコンで数時間作業していても頭痛は起きなかったんだけど、化学物質過敏症の後遺症的な感じで脳が過敏になっていて、頭痛がしてくるパソコン使用時間の閾値が低くなっているだけっぽい

それか偏頭痛か脳過敏症候群とかを併発しているのかもしれない。

防毒マスクも準備して電車での長距離移動に臨んだけど、すでに化学物質過敏症はほぼ治っており、結局防毒マスクを使わずに、パーソナル光触媒脱臭機と不織布マスクON布マスクだけで事足りた。

脳脊髄液減少症専門医への受診を検討されている方へ

私は、現段階では脳脊髄液減少症の検査入院やブラッドパッチはしないという結論に至りましたが、ブラッドパッチをしたら化学物質過敏症が治った方もいらっしゃるので、「ブラッドパッチで化学物質過敏症が治るならやりたい!」と思う人は、脳脊髄液減少症の専門医を受診してみるといいと思います

化学物質過敏症が寛解やほぼ完治しても、その10年後や20年後に重症化した方もいらっしゃるとの情報をツイートで見かけたことがありますが(本当かどうかは不明です)、軽症の脳脊髄液減少症が潜んでいて、何かのタイミングで顕在化した可能性もあると思います。

化学物質過敏症を治すため、症状を軽減させるために、やれることはすべてやったけど、それでも良くならなくて、「最後の最後、ブラッドパッチに懸けたい!」という方や、10年後や20年後の将来を見越して、体を整えておきたいCSや元CSの方は、脳脊髄液減少症の専門医を受診してみるといいと思います!

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