当メディアではアフィリエイト広告を利用して商品やサービスを紹介しています。

柔軟剤は危険?特に危険な柔軟剤の特徴とは?安全な柔軟剤も紹介

近年、日本では、さまざまな香りの柔軟剤が発売されていて、良い匂いとされている柔軟剤や香りが長続きする柔軟剤を、多くの方々が生活必需品のように購入して日常的に使っています。

また、汗の臭いや加齢臭などを気にされる方のなかには、消臭効果のある柔軟剤を購入している方もいらっしゃると思います。

長く続く香りや消臭効果を謳った柔軟剤が多く販売される一方で、香害(こうがい)という公害が社会問題となっています

柔軟剤は、香害という公害の一因であり、化学物質過敏症の発症要因にもなっています。

そんな柔軟剤の安全性は大丈夫なのでしょうか? 柔軟剤は危険なのでしょうか?

この記事では、化学物質過敏症の既往歴がある私(今も軽度の化学物質過敏症(?)の私)が、柔軟剤が危険とされている理由と、特に危険だと思う柔軟剤の特徴を書いていきます。

記事の後半では、安全性の高い柔軟剤も紹介します。

あとで読みたい記事

セスキ洗濯のやり方 柔軟剤はクエン酸とグリセリンで!おすすめ分量紹介 香害は公害「香害は公害」であることが分かりやすい画像・文章・動画紹介 香害・化学物質過敏症は精神病?でないことが良く分かる動画とおすすめ洗剤・柔軟剤紹介

柔軟剤が危険とされている理由

市販の柔軟剤のほとんどに、エステル型ジアルキルアンモニウム塩という肌への刺激が強い陽イオン界面活性剤が使われています

陽イオン界面活性剤であるエステル型ジアルキルアンモニウム塩入りの柔軟剤を使うと、タオルや衣類に油膜がついてフワフワ感が出て、静電気防止効果がありますが、成分自体が肌に刺激が強いものです。

陽イオン界面活性剤:繊維に付着し、帯電防止、柔軟性、殺菌性を与えるが、皮膚・呼吸器を刺激し、皮膚常在菌を殺し、皮膚のバリア機能を低下させる

新 電磁波化学物質過敏症対策 (プロブレムQ&A)

さらに、エステル型ジアルキルアンモニウム塩は第四級アンモニウム塩の一種で、その毒性や危険性に関する記事や情報もたくさんあります。

柔軟剤や界面活性剤の危険性について、下記の動画がとてもわかりやすいので、是非、今すぐでも、この記事を読んだあとでもいいので見てみてください。

下記の記事も柔軟剤や界面活性剤の危険性について分かりやすいです。

肌荒れの可能性は?

日本で市販されている柔軟剤の9割に、上記で説明したエステル型ジアルキルアンモニウム塩という肌への刺激が強い陽イオン界面活性剤が使われているとされています。

そのため、市販の柔軟剤のほとんどは、肌荒れする可能性があると考えて良いでしょう。

また、柔軟剤に使われる香り成分(香料)のなかにも、皮膚への刺激性があるものがあります。

危険な柔軟剤の特徴は?

エステル型ジアルキルアンモニウム塩入り

上記でも説明しましたが、エステル型ジアルキルアンモニウム塩は、肌への刺激が強い界面活性剤で毒性も懸念されますので、エステル型ジアルキルアンモニウム塩入りの柔軟剤は避けたほうが良いでしょう。

合成香料・天然香料配合

陽イオン界面活性剤のエステル型ジアルキルアンモニウム塩に加えて、合成香料・天然香料が配合されているものは、さらに注意したほうが良いでしょう。

香料成分として使用される3000種類の成分のうち、約半数は有害なものです。

通常一つの香りをつくるのに、10~数千の合成香料や天然香料が使われます。

半数が有害なもののなかから何種類もの成分を組み合わせて香りをつくるのに、すべて安全な成分でつくられているとは考えづらいと思いませんか?

しかも、安全性というのは、1種類の場合の基準であり、複数の成分が使われたときの安全性については考慮されていません。

たとえば、食品添加物でも、発色剤としてソーセージやベーコンなどの加工肉や明太子、コンビニのサラダなどによく使われている亜硝酸ナトリウムと、市販のお弁当やコンビニのパン、市販の漬物などに使われることの多い保存料のソルビン酸は、それぞれ単独では使用を認められていますが、亜硝酸ナトリウムとソルビン酸を同時に摂取することにより毒性が増すことが実験などで観察されています。

何種類もの合成香料や天然香料が混ぜ合わされてつくられた香りが安全かどうか…

使用して自分や周りの人に健康被害が及ばないかどうか…

香料を使った日用品を製造するメーカーの基準に任せて何も考えずに商品を購入したり使用するのではなく、使用する個人が考えて判断しなければ自分や大切な人の身は守れないと思います。

天然香料配合の柔軟剤の安全性は?

石油からつくられた合成香料だけでなく、天然香料や精油にも皮膚刺激性や光毒性などがあるものがあります。

また、天然香料配合という謳い文句の商品は、少しでも天然香料が配合されていれば、天然香料配合と表示できますので、石油からつくられた、有害なものも含む合成香料も配合されている可能性が高いと考えたほうが良いでしょう。

香料に天然精油のみ使用の安全性は?

香料成分として、天然精油のみ使用している柔軟剤もあります。

けれども、天然のものだからといって、安全とは限りません。

先ほど説明したように、天然精油にも皮膚刺激性や光毒性があるものがあります。

また、精油を抽出する際に、薬品が使われていることもあり、その成分が合わない方もいらっしゃいます。

精油がオーガニックのものかそうでないかなどによっても、人によって合う合わないがあるでしょう。

香りに特にこだわりが無い方は、無香料の柔軟剤や、柔軟剤としてクエン酸とグリセリンを使うのがおすすめです。

無香料柔軟剤 市販の安全性の高そうなものだけ紹介 セスキ洗濯のやり方 柔軟剤はクエン酸とグリセリンで!おすすめ分量紹介

マイクロカプセル配合

マイクロカプセルとは、メラミン樹脂やエチレン酢酸ビニルなどのマイクロプラスチックや、シクロデキストリンなどのデンプンや、糖(シュガーカプセル)などを用いてつくられ、なかに香料成分などを入れて衣類にくっつくようにつくられています。

このマイクロカプセルにより、香りや消臭効果が長く続く仕組みとなっています。

香料や消臭成分がマイクロカプセルの形で入れられている柔軟剤は特に危険性が高いでしょう。

こちらは2022年3月時点のマイクロカプセル配合の製品一覧です。

マイクロカプセルの写真(拡大画像)はこちらのニュース記事で確認できます。

X(旧Twitter)でも、マイクロカプセルの画像が投稿されています。(※画像の読み込みに時間がかかることがあります。少々お待ちください。)

個人的な体感としては、おそらくプラスチック製のマイクロカプセル配合の洗剤や柔軟剤で洗われたタオルや衣料品が肌に触れると、肌に薄い接着剤が貼りついたような感じになって肌が固くなって変な光り方になります。

ひどいと肌がカサカサになってかゆみが出ます。

また、マイクロカプセル配合の洗剤や柔軟剤使用のタオルや衣類があたったところの皮膚が赤くなることもあります。すぐに赤くならずに、食事をしたときや、お風呂に入ったときなど、体が温かくなったときに時間差で皮膚が赤くなることもあります。

マイクロカプセルの壁材やマイクロカプセル内の成分によって症状に多少の違いはあるかもしれませんが、だいたいこのような感じの体感と症状が出ます。

タオル自体はフワッとしていて肌触りが良いと感じる方も多いと思いますが、実際に肌に触れると、マイクロカプセル配合のものは肌への悪影響をひどく感じます。

マイクロカプセルが衣類にくっつくのなら、触れる肌にもくっつくのが容易に想像できますよね。

マイクロカプセルや香害という公害について詳しく知りたい方は下記の動画をご覧になってみてください。

近年の液体の合成洗剤や柔軟剤の多くに、合成香料入りのマイクロカプセルが配合されていることは、以下の動画にも出演している環境科学が専門の千葉工業大学の亀田豊准教授によって確認されている事実です。

ご自身が合成洗濯洗剤や柔軟剤を使用していなくても、他人が使用する洗剤や柔軟剤の成分やマイクロカプセルのせいで健康被害を受けている香害被害者の方や化学物質過敏症患者さんがたくさんいらっしゃいますし、マイクロカプセル香害という公害に気づかずに肌荒れや喘息、喉の痛み、鼻血、鼻水、頭痛、めまい、腹痛などで悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。

関連記事

香害は公害「香害は公害」であることが分かりやすい画像・文章・動画紹介

消臭成分配合

汗のにおいや、加齢臭などを気にされて、消臭系柔軟剤を使用している方もたくさんいらっしゃると思います。

ですが、人の汗のにおいや体臭を消臭するために、抗菌剤が配合されている消臭系柔軟剤を使用したり、香りでマスキングすることによる弊害もあります。

人の汗のにおいを嗅ぐと安心する効果があることが確認されています。

もし部活動や会社などでギスギスした雰囲気があるなら、皆が消臭系柔軟剤を使うのをやめることで、ギスギスした雰囲気が解消するかもしれません。

柔軟剤の香りや消臭成分で汗や体臭、ワキガなどのにおいをマスキングするより、人の体のにおいなんてお互い様だから気にしない雰囲気を社会でつくっていくことが大事だと思います。

近年スメハラという言葉も耳にするようになりましたが、体臭が多少臭くても、香りつき・消臭系柔軟剤や香りつき・抗菌系洗濯洗剤と違って周りの人にひどい健康被害をもたらすことはありません

加齢臭やスメハラなどの言葉は、香りつきや消臭系の柔軟剤や、衣類のにおいを消す効果があるとされているスプレー商品などを売るためにつくられた言葉である可能性もあります。

そもそも、合成洗剤や柔軟剤を使用していると汗のにおいがきつくなるという話があります。

X(旧Twitter)では、多くの方が、合成洗剤や柔軟剤を使用していたときは汗のにおいがキツいのが気になっていたのに、石けん洗濯やセスキ洗濯などのナチュラルな洗濯方法に替えてから、汗のにおいが気にならなくなったと投稿しています。

私自身も、1週間くらい家にいるときは、どんなに汗をかいても汗はほとんど臭わないのに、外出して香害がひどいところに行ってきた翌日や、病院に行ってセナフローラル(背中フローラル:イスに座ったり診察台に横になったりしたときに背中に他人が使用している洗濯洗剤や柔軟剤のマイクロカプセルが背中につくこと)になった翌日や、その後数日間は、汗をかくと、汗のにおいがキツく感じることがあります。

また、女性は、遺伝子的に自分が持っていない遺伝子を持った男性の体臭を良い匂いと感じることはよく知られていますよね。

柔軟剤を使うのをやめる人が増えれば、女性は運命の相手が見つけやすくなるかもしれませんし、男性も、運命の相手に見つけてもらいやすくなることが期待できます。

運命の相手と早く出会いたい男性の方は是非、消臭系柔軟剤や香りつきの柔軟剤や洗剤をやめてみましょう。

消臭系柔軟剤には、臭い自体を消臭したり、香りでごまかすだけでなく、人間の嗅覚に作用して悪臭だけを感じにくくする柔軟剤も売られています。

自分の嗅細胞をいじられて悪臭を感じにくくさせられていると考えると、怖いと思いませんか?

また、消臭系柔軟剤には、過去には、消臭するために、体にいる常在菌に、食べると臭いを発しなくなるエサを与えることによって消臭効果を出している柔軟剤がありました。

今販売されている消臭系柔軟剤にこの技術が使われているかわかりませんが、この消臭メカニズムを説明した動画がありましたが、見たら物凄く気持ち悪かったです。Twitter上でも気持ち悪いと話題になっていました。今はYouTubeで検索してもこの動画は出てこなくなってしまったので、メーカーもまずいと思って非公開にしたのかもしれません。

特に危険な柔軟剤の特徴まとめ【危険度が高そうな順】

ここまで説明してきた、特に危険な柔軟剤の特徴を簡潔にまとめます。

私個人的に、特に避けたほうが良い順です。

  • 消臭成分配合(消臭するために抗菌成分が入っていることが多く(界面活性剤のエステル型ジアルキルアンモニウム塩自体も抗菌効果があるが、それ以外の抗菌成分も入っていることが多い)、体にいる良い常在菌にも悪影響を及ぼす可能性がある。また、ニオイをマスキングするための香料もだいたい一緒に入っている。しかも消臭成分も香料成分もマイクロカプセルに入れられている可能性が高い。人間の嗅覚に作用して悪臭を感じにくくさせる柔軟剤もあり怖い。)
  • マイクロカプセル配合
  • エステル型ジアルキルアンモニウム塩配合
  • エステル型ジアルキルアンモニウム塩以外の陽イオン界面活性剤配合(アミド型ジアルキルアンモニウム塩、ジアルキルイミダゾリニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩など)
  • 合成香料・天然香料配合

市販の安全な柔軟剤はある?

市販の安全な柔軟剤はあるのでしょうか?

私が調べたなかで、市販の柔軟剤で、化学物質過敏症の既往歴のある私が許せるレベルの安全性のものは下記の記事で紹介している商品のみです。

無香料柔軟剤 市販の安全性の高そうなものだけ紹介

上記の特に危険な柔軟剤の特徴まとめのところで消臭成分配合の柔軟剤は危険度が高いと書きましたが、日本で市販されている消臭系柔軟剤で(おそらく)唯一例外で、安全性の高い消臭系柔軟剤が、丹羽久(にわきゅう)の消臭柔軟剤です。

上記の記事内で丹羽久(にわきゅう)の消臭柔軟剤の成分と使い方についても解説しています。

買いやすい無香料の柔軟剤

買いやすい無香料の柔軟剤としては、「ヤシノミの柔軟剤」無印良品の「香りのつかない柔軟剤」があります。

無香料であるため、香料入りや消臭成分入り、マイクロカプセル配合の柔軟剤よりは成分的にマシですが、界面活性剤は使われています。

お店やコンビニで気軽に買えるので、人に勧めやすいのはメリットです。

柔軟剤はクエン酸とグリセリンがシンプルな成分で安全

市販の衣類用の柔軟剤を使用しなくても、クエン酸とグリセリンの組み合わせで肌にも環境にも優しい柔軟剤となります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

セスキ洗濯のやり方 柔軟剤はクエン酸とグリセリンで!おすすめ分量紹介

クエン酸を洗濯機で使ってはいけないとする記事もたまに見かけますが、セスキ炭酸ソーダでの洗濯やアルカリ系の洗剤での洗濯の中和としてすすぎのときにクエン酸を使うのであれば、すすぎで水がほぼ中性になりますので、洗濯機が劣化したり壊れたりする心配などはほとんどないと思います。

心配な方は、洗濯する際、まず、洗い→すすぎ1回→脱水に設定して柔軟剤としてクエン酸(必要であればグリセリンも)を入れ、その後真水で洗い→脱水するのがおすすめです。

この真水の洗いで、すすぎ2回目をしたのとほぼ同じことになり、洗濯槽に最後に入るのが最後に真水ですので、洗濯槽の劣化の心配はほぼ無いでしょう。

ちなみに、グリセリンはお風呂の湯船に数滴たらして入浴すると、お風呂上がりに肌がしっとりします。

しばらく続けていると、自然派洗濯をされていて普段お化粧をあまりしない方は、化粧水が入らなくなる方も多いと思います。

柔軟剤は危険?特に危険な柔軟剤の特徴とは?安全な柔軟剤も紹介の最後に

この記事を読んで、肌や人体や環境に悪い柔軟剤をやめようと思った方が、自然派の洗濯洗剤や柔軟剤に切り替えて、きれいな肌と髪を手に入れてくれたらいいなと思います!

↓少量から試せるお試し洗剤セット

グリセリンはとりあえずこれ買っておけばOK!

iHerb(アイハーブ)でお買い物される方にはこちら↓のグリセリンもおすすめです。

NOW Foods, ソリューションズ、オーガニック植物性グリセリン、237ml(8液量オンス)

最後の最後に 化学物質過敏症経験者の立場から

私は、化学物質過敏症を発症した直後に、本当に危険な毒物だと感じた最たるものは洗剤や柔軟剤のマイクロカプセルでした。

私は合成洗剤も柔軟剤も、危険性の高いものは元々使用していませんでしたが、洗剤や柔軟剤由来のマイクロカプセルが、宅配の段ボールや、商品や食品や、外出するときに着ていた服など、ありとあらゆるものに付着していることに気づいて本当に恐怖を感じました。

化学物質過敏症発症直後は、マイクロカプセルが付着した宅配で届いた段ボールが家の中にあると、めまいがしたり息苦しくなったりするので、マイクロカプセルが付着した段ボールは一つも家のなかに入れられませんでした。

化学物質過敏症の発症要因も反応する物質も人それぞれ、だけど、合成洗剤や柔軟剤は、化学物質過敏症発症者のほとんどがダメになる。

この事実をよく考えて、ご自身が使用する洗剤や柔軟剤、日用品を選んでほしいと思います。

化学物質過敏症は、誰でも発症する可能性があるのですから。たとえどんなに好きで柔軟剤を使っていたとしても。



●◯. こちらの記事もおすすめ .◯●

セスキ洗濯のやり方 柔軟剤はクエン酸とグリセリンで!おすすめ分量紹介 香害は公害「香害は公害」であることが分かりやすい画像・文章・動画紹介 香害・化学物質過敏症は精神病?でないことが良く分かる動画とおすすめ洗剤・柔軟剤紹介 化学物質過敏症の人も使える(?)おしゃれ着洗い用洗濯洗剤リスト 2023年11月11日「香害・化学物質過敏症」啓発講演会 興味深かったところなどメモ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)