20代のほとんどを派遣社員として働いたことに後悔した6年後の今思っていること

30歳のときに派遣の仕事をやめて、その時に、20代のほとんどの期間を派遣で働いてきて、正社員として働くという選択肢を選ばなかったことを後悔したことがあった。

今36歳なのだが、そのとき後悔したことをすっかり忘れていた！　…このまえ急に思い出した。

そこで、20代を派遣社員として働いてきたことや、30歳で20代のほとんどを派遣で働いてきたことに後悔した出来事を、今どう思っているか書いておく。

後悔は間違えた過去ではなくうまくいかなくなってきた今に原因がある

20代のほとんどを派遣社員として働いてきて、30歳のあるとき、

派遣社員という雇用形態を選んだ自分がバカだった。

派遣なら自分の好きな職種で働く場所も勤務時間も選べて無理なく働けるとかいう言葉に騙されたんだ。

って後悔したときがあった。

無職で失業保険ももらい終わって、1日ほぼ泣いてて最低限の家事だけして1日終わったりしていた。

でも、よくよく振り返ってみると、派遣社員という働き方は不安定で社会的な評価も低いっていうことは分かっていて、でも自分にとっては魅力的な働き方だったから、デメリットは承知の上であえて選んだ働き方だった。

私が派遣で働いていた職種は主に英文事務や特許事務や翻訳。高めのスキルが求められる専門事務職の仕事。時給は最初に就いた派遣の仕事が1350円だった以外は時給1600〜2000円。

20代後半では年収は300万円くらいはあった。一人暮らしもしていた。

20代後半のときは仕事もやりがいがあったし、プライベートも楽しんでいたし、本当に毎日が充実していた。

過去のことを後悔するということは、過去の自分の選択やしてきたことが間違っていたんじゃなくて、今、後悔しているという考えや感情が出ているその時点が、今までの人生のやり方ではうまくいかなくなってきたということ。

過去は何一つ間違っていない。

後悔しているという思考や感情を持っているその今が人生における転換期で、今までのやり方でない他のやり方や選択肢を選ばなきゃいけない時期に来ている、それだけのこと。

もしどんなに過去の選択やしてきたことが間違いだったと思えたとしても、これから今までと全然違う良いものを選んだりつかみ取ったりするために必要だったことなんだと思う。（私のようなハイスキル系派遣社員だったわけではなくて、比較的簡単な仕事を派遣でされていた方も、きっと実生活で何か優先させたいことがあって派遣という働き方を選んでいたはず。）

なので、過去の自分を褒めて額にでも飾って（比喩ね）新しい道を模索しましょう。

模索した結果が、私の場合は結婚と零細個人事業主でした。

人によって違うと思うので、20代や30代の派遣社員の人がこの文章を読んでいるとしたら、まだまだ派遣で転職でもいいし、正社員になりたいでもいいし、複業もいいし、20代ならまだワーホリにも行けるし、山奥ニートもいいし、フリーランスもいいし、起業もいいし、私のように結婚逃げ切り＆零細個人事業主になるのもいいと思う。

後悔している過去の出来事や選んできたこと、やってきたこと自体は間違ってなくて、変えていかなきゃいけないのは、過去のことを後悔しなければならなくなってしまった今。

今、行き止まりか、分かれ道か、道のないどこか広いところに来てしまっているんだと思うよ。

私の場合、6年後には30歳で後悔したときのことをすっかり忘れているくらいだから、この記事を読んでいる人がもし今何かに後悔しているとしたら、今から何かに向けて行動すれば、5年や10年も経てばきっと、後悔した出来事も後悔するまでに至った出来事も、良い思い出になっていると思います！

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あなたが一生懸命に考えた選択や行動を「それはおかしい」と否定されたり、後になって「もっといい方法があった」なんて指摘されたら悲しいし悔しいですよね。

それと同じで、過去のあなたは、当時のあなたなりに精一杯考えて行動したはずです。だから過去の自分を否定したり責めたりしないでおきましょう。
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