派遣会社に初めて登録するときは「スキルチェックって何するんだろう?」「準備してから登録に行った方がいいのかな?」と不安に思うかもしれないが、そんなに大したことはしないので心配しなくて大丈夫である。
スキルチェックの事前準備もいらないのではないかと私個人は思っている。
この記事では、派遣登録時のスキルチェックの一般的な内容と、事前準備が必要ない理由を書いていく。
スキルチェックの内容
一般常識問題
国語 – 漢字の読み
漢字の読みを2択から正しい方を選ぶ問題や、2択から正しい漢字の方を選ぶ問題など。
例えば、こんな問題。
「じょうたい」の正しい漢字はAとBのどちらですか?
(A)状態 (B)状能
正解はA!
と、こんな感じ。
問題によっては迷うものもあると思うし、私も実際間違えている問題も数問あると思うけど、数問間違えるくらいだったら問題なし!
他には、右と左の文章を見比べて全く同じ文章か、違うところがあるか答える照合問題とよばれるテストなどが実施されることもある。
算数 ‐ 計算問題
計算は算数レベルの問題。足し算、引き算、掛け算、割り算と、その組み合わせなど。
他には、一つ図形があって、その図形と向きは違うけど同じ形の図形を選ぶ問題や、ある1つの図形に対してもう一つの図形をピッタリ重ねると正方形になる図形を選ぶ問題など。
私はなぜかこの図形問題が好きで、この問題ならずっと解いていられると思う(謎)。
図形問題については派遣会社マンパワーグループに登録した時の記事にちょっと書いてあるので、良ければこちらの記事もご覧ください。

タイピング
日本語の「かなタイピング」と数字の「テンキータイピング」があることがほとんど。
英語を使用する仕事を希望する場合は英語タイピングがある場合もある。
なお、派遣就業で求められるタイピング速度については下記の記事で解説している。

Office系ソフト ‐ ワード・エクセル
一部の派遣会社では、Office系ソフト、主にワードやエクセルの操作のスキルチェックがある。
パソコンの画面の下に問題が出て、その問題の通りに実際にパソコンで操作する。
わからない問題はスキップして次の問題を解くことができるし、スキップした問題は後から解くこともできる。
スキルチェックの事前準備が不要である理由
国語や算数の問題は難しくない
漢字の読みや、正しい漢字を選ぶ問題は、だいたい2択から選ぶ問題になっているし、計算問題も、答えを4択から選ぶ問題であることがほとんど。
漢字とかは、たまに「どっちだっけ?」と迷うものもあるけど、数問くらい間違える分には問題ない。
タイピングスピードチェックは何度でも受けられる
タイピングに関しては、登録時にタイピングスピードがそこまで速くなかったり、派遣会社の基準に達していなかったりしても、ほとんどの派遣会社でタイピングスピードチェックはやり直すことが可能で、回数も何度でも受けることがきる。
自宅にパソコンがある人は、Webから何度でもタイピングチェックをやり直して、チェック結果を更新することができるし、パソコンを所有していない人でも、派遣登録会場などでのスキルチェックの実施を予約すれば、タイピングスピードチェックを再度受けることができる。
ワード・エクセルは派遣登録後に勉強したほうがお得!
大手派遣会社の多くは、資格取得支援制度として、ワードやエクセルなどのオフィス系のソフトの学習を支援する研修やコースを用意している。
参考記事

多くの派遣会社で、インターネットを通じてExcelやWordの操作が学べるeラーニング講座を提供しているし、派遣会社によっては、パソコンを持っていない人でも受講できるように、研修会場を用意していたりセミナーを実施したりしている。
しかも、オフィス系ソフトのeラーニング講座や自主学習講座は、派遣会社に登録していれば無料で受けられることが多い。
なので、わざわざ派遣登録前に自分で自腹で学習するより、まず派遣会社に登録して、派遣会社の資格取得支援制度を利用して無料で学んだ方が絶対にお得!
そもそも、ワードやエクセルのスキルチェックをする派遣会社はそれほど多くないし、派遣登録時にエクセルやワードの問題があまり解けなかったとしたら、派遣登録後に勉強してMOS SpecialistやMOS Expertの資格を取って、自分のプロフィール情報を更新すればいい。
ちなみに私が登録している大手派遣会社の中で、ワードやエクセルのスキルチェックがあったのは、パソナとテンプスタッフ
くらい。
テンプスタッフは私が登録した時はワードやエクセルなどのスキルチェックは選択式で、得意なのだけやればよかった。私はエクセルと英語を選択した記憶がある。
また、テンプスタッフでは登録者に応じてスキルチェックの内容が変わるので、今までに仕事でOA機器操作の経験がない人は、ワードやエクセルのスキルチェックは行われず、基本的なタイピングスピードのチェックのみになるはず。
リクルートスタッフィングやアデコ
、マンパワーグループはWordやExcelなどのオフィス系ソフトのスキルチェックは、少なくとも私が登録した時はなかった。
実務経験が一番評価される
多くの企業では、資格より実務経験が一番評価される。
ワードやエクセルで入力や簡単な操作が行えるのであれば、とりあえず仕事を始めて実務で使って慣れていく方がキャリアアップの観点で効率がいい。
さらに、実務で関数やマクロの使用など、難しめの操作を経験していれば、次の仕事を見つけるときも大変有利になる。
また、実務でワードやエクセルを使用しながら必要があれば自分で勉強するというのが、スキルを習得する上でも一番効率がいい。
派遣登録時のスキルチェックの内容のまとめ
国語や算数などの一般常識問題はそれほど難しい問題は出ないし、タイピングスピードチェックは派遣登録後に何度でもやり直すことができる。
エクセル・ワードに関しては、派遣登録後に派遣会社の制度を利用して勉強したほうが、自腹で勉強するよりも絶対にお得!
派遣登録時のスキルチェックは今の自分のスキルを把握する場だと思って、気張らずに臨もう。
スキルチェックの結果を確認して、自分に不足しているスキルがあると感じたら、派遣会社の制度をうまく利用して勉強したり、派遣で仕事をしながら実務で覚えるのが、スキルアップの面でもキャリアアップの面でも最も効率的と言える。
ただ、どうしてもスキルチェックが不安で事前準備をしたい場合は、タイピング練習がおすすめ。
以下の記事を参考に、タイピングの練習をしてみよう。
