派遣先との顔合わせで受からなくて落ち込んでいる人はいないだろうか?
でも、派遣先との顔合わせは面接ではなく、単なる面談や職場見学なので、そもそも「受からない」とか「落ちる」とかいうのが間違い。本来であれば顔合わせが行われている時点で、ほぼ採用が確定している。
よって、顔合わせや職場見学の後、仕事に就けないことになっても99%派遣社員側の責任ではない。その理由について以下で説明していきたいと思う。
顔合わせ(面談・面接)で落ちたら70%派遣会社の責任
意外と理解していない方も多いのだが、派遣する人を決めるのは派遣元、つまり派遣会社である。実際に仕事をする会社(派遣先)が決めるわけではない。
なので、もしあなたが派遣先との顔合わせ(面談・面接)で落ちた場合、あなたを派遣することを決めた派遣会社に責任がある。
派遣先企業が求める人物像を派遣元がきちんと把握できていなかったか、あるいは、派遣先企業が求める人を派遣元が選べなかったということ。つまり人選ミス。
「私のスキルがもっと高ければ…」
「もっと積極的にアピールすれば受かってたかも」
なんて思う必要は全くない。
派遣会社は、派遣先企業の求める人材に合う人が派遣会社の登録スタッフの中にいなかったら、新たに人を募集して適した人を見つけるか、あるいは、求める人材とは少し違ったり、スキルや経験が足りなくても、派遣する人を推薦する理由を考えて派遣先企業に説明し、納得してもらう。これが、派遣元である派遣会社の仕事である。
なので、派遣先との顔合わせ(面談・面接)で受からなかったら(仕事に就けないことになったら)、おそらく70%くらいは派遣元である派遣会社に責任がある。
30%は派遣先のわがままが原因
70%くらいは派遣会社の責任と説明したが、残り30%くらいは派遣先の責任と考えていい。
基本的に、派遣会社は人選のプロなので、派遣先企業が求める人材に合う人を選ぶ。
しかし、派遣先企業が、当初求めていた人材と違う人材を後から求めたり、そもそも求める人材が曖昧だったりすると、派遣会社が提案した人に納得しない場合がある。つまり、派遣先のわがまま。
見た目の雰囲気で「うちの会社には合わないから」という理由で断る企業も中にはある。これはベンチャー企業のワンマン社長にありがちなことである。
なので、顔合わせ(面談・面接)で落ちても気にしなくていい。
複数の候補者から派遣先が人を選ぶ事前面接は違法
ご存じない方も多いのだが、複数の候補者の中から派遣先(実際に仕事をする企業)が働いてもらう人を選ぶ面接は違法で、事前面接といって禁止されている。
繰り返しになるが、派遣する人を選ぶのは派遣元。
派遣会社が登録スタッフの中から派遣する人を1人決める(あるいは複数人募集の場合は指定の人数だけ決める)。
もし、登録した派遣会社が、複数人候補者を用意して派遣先に面接してもらって人を決めてもらうというようなことをしていたら、違法なことをやっている派遣会社なので、その派遣会社とは縁を切ろう。
派遣先との顔合わせは仕事内容説明会もしくは職場見学
優良な派遣会社は、この顔合わせについて派遣先に、仕事内容説明会もしくは職場見学というような言葉で伝えている。
顔合わせには必ず派遣会社の営業担当者が同席する。そして、まず派遣先企業から仕事内容についての説明があることが普通だ。そのあと、あなたの方から今までの仕事の経験などの簡略な自己紹介をする。そのあとはお互いに質問をし合ったり、確認したりする。
派遣先との顔合わせは、派遣先とあなたがお互いに、「この人はここの職場に合うかな?」「私にこの職場は合うかな?」と念のために確認する機会である。
もし、派遣先の方と話してみて、仕事内容や職場の雰囲気などが自分に合わなそうだったら、あなたから就業を断ることもできるのである。
派遣先との顔合わせで受からなくてもあなたは99%悪くないのまとめ
派遣先との顔合わせで受からなくてがっかりしてしまうこともあると思うが、以上の理由でほぼ100%派遣元か派遣先に原因があり、決して派遣社員側であるあなたの責任ではないので気を落とさないでほしい。
くれぐれも違法なことをしている派遣会社からは派遣されないようにしよう。
派遣先との顔合わせ後になかなか仕事が決まらなかったら、今利用している派遣会社と相性が悪いか、派遣会社の営業担当者のスキルが低いのかもしれない。
なので、まだ登録していない別の派遣会社に登録してみることをおすすめする。
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