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新卒からずっと派遣で働いてきた30代派遣社員OLの末路

昨日「優秀な派遣社員は30代で仕事が増える」と書いたのだが一つだけ問題がある。

それは、どれだけ仕事があっても、もうやりたい仕事が一つもないということだ。

そもそも私は何をしたかったのか、これからいかにして生きるべきかを今日は考えていこう。

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スーパー派遣に憧れていた

私は、「ハケンの品格」というドラマに出てくるスーパー派遣の大前春子氏に憧れて今まで派遣で働いてきた。もちろん架空の女性だが、大前春子氏のどこに憧れていたのかを整理しよう。

時給3000円

まず、時給3000円という高時給に憧れていた。

時給3000円を目指して今まで派遣で働いてきて、けれども時給2000円に達したところで限界を感じ始めた。

時給3000円に到達するには、通訳の道に進むか、SEの道に進むしかない。

追記:時給3000円に到達するにはRPAスキを身につける方法もあることに気づきました。

英語が得意で翻訳などの仕事をしてきたので通訳の道に進むというのが普通だと考えるだろうが、私はTOEIC高得点にも関わらず英語を話すのは苦手だ。

通訳トレーニングを受けようと考えた時期もあったが、通訳トレーニングの授業は、授業中に泣き出す生徒がいるくらいしんどいものだと聞く

そんなにしんどいことをしてまで時給3000円を目指す必要がどこにある?そもそも私は通訳になりたいわけではない、ということで通訳の道を断念した。

もう一つの道、SEだが、私はもう、英文事務や翻訳、特許事務などで経験を積んできてしまい、今さら一から学んでSEにキャリアチェンジしようなんてことも考えられない

3か月働いて3か月休む

スーパー派遣大前春子氏のように、3か月働いて3か月休むみたいな生活に憧れていた。

ところが時給が上がるにつれ、仕事のストレスも比例するように溜まっていき、高い洋服を買うのがやめられなくなり、仕事を辞めれば買い物も控えなければならないし、貯金が減っていくという恐怖によって、結局高時給でフルタイムで働くという生活を3年以上続けてしまっていた。

私は大前春子氏のように時給3000円ではないので、この後3年休むのは無理にしても、3年連続で働いたのだったら、半年あるいは1年くらいは休むべきではないだろうか。

副業

大前春子氏は仕事を定時で上がったら、バーでフラメンコを踊るという副業をしていた。

副業をしているというのも格好良かった要素の一つだ。

私も前職の時からWebライターの副業を始め、その時は少しは稼いでいたが、今はブロガーに憧れこのブログを始めたのだが、今のところブログからの収入は0だ。

ブログを副業と言える程度にまで発展させる必要もあるだろう。

追記:その後ブログが本業になりました。

高時給短時間労働を目指す

今後の予定について考えてみる。

先日派遣会社の方と話したのだが、電車で15分くらいのところで時給2000で翻訳の仕事というのがあった。

しかし問題なのがその仕事は週2だということだ。

月80時間程度でお願いします、ということらしいので、月16万。極貧生活を送ればなんとか生活できなくもないかもしれないとは思った。だがそれだと雇用保険受給要件に達しず、再就職手当金ももらえず、現在月18万円くらいもらえる失業保険の額よりも少ないということに気づき、この案件は見送ることにした。

しかしながら、この時給2000で週2という案件の話を聞いたときはとてもテンションが上がった。

月16万の生活はきついかもしれないが、時給2000円で週3で働けば20万くらいになる

それならかろうじてやっていけるだろうし、自分の時間があまりもてなくて辛いということもおそらくない。

否高収入

私が高時給を目指してきたのは、高収入になるためではなかった。

虚弱体質であるが故、明晰な頭脳を使って効率よくお金を稼いでなるべく労働時間を短くし、その他の時間をできるだけ自分のための時間にあてるということが、本来求めていたことであった。

今までにある程度稼いで、欲しかった洋服も家具もだいたい買って、もう買いたいものもあまりない。

これからは効率よく高時給短時間労働をし、節約生活を送るというミニマリスト的な生活を目指すべきなのだと思う。

新卒からずっと派遣で働いてきた30代派遣社員OLの末路のまとめ

30歳になってやりたい仕事が一つもなくなってしまい、これからの人生に行き詰まりを感じていたのだが、考えを整理できた。

やりたいことというのは、仕事でなくてもいい。

ずっと寝ていたいとかでも構わないのである。

おそらく半分くらいの人間のやりたいことなんて本当は「ずっと寝ていたい」「楽をしたい」ということではないだろうか。

それなのに世間体などを気にして何となく働いているのだろう。

私が、派遣というだけで下に見られることに耐えられなくなってきたのも、自分自身が自分の望むような自分でないことが原因であろう。

もっと若いとき、派遣で英語力を活かせる仕事ができる喜びを感じて、誇りをもって働いていた時は、周りの人から言われることはそれほど気にならなかった。

今の自分の理想は「高時給短時間労働節約生活」なのだ。

それを達成しようと思う。





その後個人事業主になりました。

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2 COMMENTS

すう

はじめまして
ブログを読み、芯の通った考え方だなあ!と感じ、メールを送らせていただきました。
そこでご質問なのですが、派遣先を辞める決め手やきっかけはどんなことが理由になられますか?
また、最初の更新で辞められることもありますか?
といいますのも、今の派遣先は派遣で紹介された内容と違う部分があり、このまま続けてもやりたい仕事ではないな。とは感じています。また、引き継ぎの方の説明がとにかく早くわかりにくい上、世話焼き、でしゃばり気味で周りの人の前で吊るし上げる言い方をしたりするのがストレスです、、。
※KYなのかよく、そんなこと言えるなーと思います、、。周りもそれは感じてるようでフォローしてくれたりします。
hisuiさんは優秀でお仕事ができるようで大変羨ましいのですが、わたしはどちらかというと理解力などが遅いタイプでそこが難点です、、。
周りの人は悪い人はいなく中には丁寧に教えてくれる人もいるのですが、、
続ける理由、または辞める理由の
決め手を教えていただければなあと思います。

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hisui

すうさん
初めまして。コメントありがとうございます。
私の場合、派遣先の仕事を辞める決め手は、「これ以上働いていても成長できない・スキルアップにつながらない・自分にメリットがない」です。
ただ、これ以上働いていても成長できないと思っていても、職場の居心地が良かったらそのまま働いていたりもします。
辞めるきっかけは、ささいな人間関係や、上司との意見の食い違いなどがきっかけになることが多いです。
最初の更新のタイミングでやめたことはないですが、働き始めて3週間で中途解約したことがあります。

すうさんの場合、「今の派遣先は派遣で紹介された内容と違う部分があり、このまま続けてもやりたい仕事ではないな」とのことなので、辞めてしまうのも一つの手だと思います。
もし続けてみたい気持ちが少しでもあるのであれば、派遣会社の営業担当者に、仕事内容や派遣先について不満に思っていることを伝えて、改善を試みてもらうと良いと思います。
それでも改善されないようだったら退職するというのでも遅くはないと思います。

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