派遣社員の中にはハイスペックで、スキルが高く、特定の専門職種の経験が豊富で、ハイキャリアの、スキルワーカー的派遣社員が存在する。
そんな派遣社員のなかには「正社員はつまらない仕事を毎日ただ淡々とこなしている人が多い」と思っていて、正社員に対して良い印象を持っていない派遣社員も少なくない。
私もそういった派遣社員の中の一人だ。(追記:2018年10月からは個人事業主である。)
けれども、そんな私でも「この正社員の方は面白いな。いい人かも!」と思うこともある。
そこで今回は、ハイスペック派遣社員と良好なコミュニケーションをとりたい正社員の方のために、派遣社員である私が思う、ハイスペック派遣社員に好感を持たれ、好かれる正社員の言動を書いていく。
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派遣社員の今までの職務経歴を褒める
ハイスペック派遣社員は自分の今までの職務経歴に誇りを持っていることが多い。
新しく入った派遣社員の人がいれば、「今までも似たようなお仕事されていたんですか?」と聞いてみよう。
聞いてみて、似たような職務経歴の場合でも、少し違う経歴の場合でも、今までの経歴が素晴らしいと思えば、正直に伝えてあげよう。正直に伝えればきっと派遣社員は喜ぶだろう。
ただ、実感をともなっておらず、ただ褒めても心に響かないので、経歴を聞いて本当にすごいと思ったときだけそのことを本人に伝えてあげよう。
派遣社員のスキルの高さに感心する
ハイスペック派遣社員は、「派遣社員はスキルが高くて当たり前」と思っていることが多い。
なぜなら、派遣社員で働いていたら、常にスキルアップしていかなければ仕事に就けなくなっていくからだ。
よって、「派遣社員なのにスキルが高いんだね」というようなことは絶対言ってはならない。
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正社員が派遣社員に絶対に言ってはいけない聞いてはいけない7つことハイスペック派遣社員は、低スキルな派遣社員と比べたときのスキルの高さを褒められてもちっとも嬉しくない。むしろ失礼にあたる。
派遣社員のスキルの高さを褒める場合は、その人自身のスキルを単純に褒めるといい。
もしくは、「そのスキルとそのスキル両方持っている人はなかなかいない」「うちの会社でそんなスキルの高い人いない」というように、本当に自分が思ったことを言ってあげると良いだろう。
「派遣社員の人ってスキル高い人多いよね」と実感をもって言う
「派遣社員の人ってスキル高い人多いよね」は、私が実際に正社員の方から言われた言葉だ。
こういうことをハイスペック派遣社員が言われると、「そうそう!そうなんだよ!」と心の中で思う。
マスメディアでは底辺派遣社員ばかり取り上げるので、派遣社員は低スキルというイメージが世間的に浸透してしまったが、実際は「派遣社員はスキルの高い人が多い」。
実社会で派遣社員と関わっていればすぐに気づく事実なのであるが、「派遣社員=低スキル」というマスメディアがつくりあげたイメージが払拭できない正社員の脳みそでは、一人や二人、高いスキルのスーパー派遣に出会っても、たまたまだろうと考えてしまう人も多い。
そんな中で、実際に自分が関わった派遣社員の人で考えてみて、「派遣社員=スキルが高い」という結論に行きつく正社員の人がいたら素晴らしい。
そんな正社員の方が、派遣社員に直接、「派遣社員の人ってスキル高い人多いよね」と言えば、派遣社員は確実にその正社員に好感を持つだろう。
追記:ちなみにこの言葉を言ってくれたのは、私が今の夫と付き合う前の最後の恋人である。
自分の会社を卑下する
「うちの会社、ほとんど仕事してないようなおじさんいっぱいいるから」と正社員の方が私に言ってきたことがあった。
それを聞いて、この人面白いなと思った。
派遣社員のスキルや仕事の出来を褒めたあとに、こういった発言をするのが、話の展開として無理がない。
派遣社員も、その職場で働き始めて半年もすれば、だいたいどの人が仕事ができて、どの人が大して仕事をしていないのかわかってくるので、働き始めて半年から1年くらいのタイミングで、「自分の会社を卑下する」ような発言を正社員の人がすると、ハイスペックの派遣社員は「お!わかってんじゃん!」と思うだろう。
もちろん内心で思っているだけで、表面的には笑っているだけであるが。
追記:ちなみにこの言葉を言ってくれたのは、私が派遣で働いていた時の最後の上司である。
自分を卑下する(でもさりげなく有能さをアピールする)
「俺、この会社の知識しかないからな~」と正社員の人が言っていると面白い。
こういうことをハイスペック派遣社員が聞くと、「お!自覚してんじゃん!」と思う。
一つの会社で、それほどスキルも上がらず大した経験もなく、会社から言われたことだけやって仕事をしていると、自分が何となく成長しているような気になってしまい、実際のところは会社に飼い殺しにされている、という事実にあまり気づけない。
実際は低スキルなのに、長く勤めているというだけで給料が上がっていき、そうすると転職しようとしてもそのスキルと経験では年収が極端に下がるような転職先しか見つからず、結局その会社に一生縛られてしまう。これが飼い殺しだ。
年収が下がっても、新しいことが学べたり、挑戦出来たり、自分が成長できる場があるのなら転職すればいいと思うのだが、それができる人はなかなかいない。
「俺、この会社の知識しかないからな~」と、社畜であることを自覚しているだけでも、「この人は正社員の中でもちょっと違うな」と派遣社員は思う。
社畜であることを自覚しているけれど、実際は結構仕事ができたり、今勤めている会社に縛られなくてもやっていける高いスキルや経験を持っていたりすればさらに好感度が高くなる。
また、自分が社畜であると認めたうえで、何か特技を持っていたり、仕事以外で何か稼げそうなことを学んでいたり、実際に副業をしていたり、資産運用で資産を増やしていたりする場合もポイントが高い。
追記:ちなみにこの言葉を言ってくれたのは、今の私の夫である。
なお、夫は今勤めている会社に縛られなくてもやっていける高いスキルや経験はたぶん持っていないし(人当たりだけは良い)、仕事以外で何か稼げそうなことも学んでいないし、副業もしていない。
ハイスペック派遣社員に好感を持たれる正社員の言動のまとめ
正社員の人が、職場にいる、または知り合いのハイスペック派遣社員と良好なコミュニケーションをとり、仲良くなりたいと思っている場合、もしくは好きになってしまった場合などは、派遣社員のスキルの高さや経歴を褒めて、自分や自分の会社を卑下すると良いだろう。
しかしその中で、正社員の自分も「ただの社畜じゃないぜ!」ってところをアピールできると、ハイスペック派遣社員にさらに好感を持たれるだろう。
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