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私が新卒で就職しなかった理由

日本では大学卒業後、新卒で正社員として企業に就職するのが一般的ですが、就職しないとどうなるのか。

私自身、新卒で正社員として就職せず現在30代になりましたが、人生何とかなっているので、私が新卒で就職しなかった理由と、現在に至るまでの道のりをお伝えします。

どんな仕事をするかわからないのに就職したくない

私は新卒の就活に違和感がありました。

働いたこともない企業なのになぜ働きたいと思うのか。

日本の新卒での就職は、企業に就職する「就社」の意味合いが強く、入社してからどんな仕事をするかもわからないのに、その企業で働きたいという理由を考えてエントリーシートを書いたり、面接を受けたりする。

漠然としたよくわからないもののために、エネルギーを使って志望動機を作り上げて何とか就職するということに、意味を見出せませんでした。

なぜそんなことに時間とエネルギーを使わないといけないのか。

そんな風に考えた私は、早々に就活を切り上げ、新卒で就職しないと決め、TOEICや簿記の勉強をひたすらしていました。

企業に一緒に働きたいと思える人がいない

大学で、人気企業の内定者から話を聞くセミナーが頻繁に開催されていました。

倍率何十倍の人気企業から内定をもらっている人達でした。

コミュニケーション能力の高そうな人や、真面目そうな人、淡々と話す人、いろいろなタイプの人がいたのですが、なぜだかどの人の話を聞いても全然面白くなくて、人間的に魅力的とも感じませんでした。

どうして魅力を感じないのか論理的に説明するのは難しいのですが…。

実際に就活をしてみて、面接官や人事の方と話しても、この人達と一緒に働きたいと思える人はいなかったです。

私にとっての理想の社会人像はスーパー派遣だった

私が大学生だったころ、テレビドラマで「ハケンの品格」をやっていました。

篠原涼子さん演じるスーパー派遣の大前春子がものすごく格好良いと思ったことを今でも覚えています。

というより、30歳になる今までスーパー派遣だけに憧れて生きてきたようなものです。

大前春子さんは、事務系の派遣社員としてはあり得ない時給3000円という高時給で、スキルがものすごく高くて仕事も速い。

半年派遣で働いて、半年は休んでその間は海外にいたりスキルアップのために資格をいくつも取得したりする。

派遣で働いている時も定時で仕事を上がった後は、フラメンコを踊るという副業。

私は大前春子さんの生き方や考え方に芯があって格好良いと思ったのです。

とにかく英語力を活かした仕事がしたかった

大学生の時は英米文学科に所属していたのですが、同じゼミの子はほとんどの人が英語とは全く関係ない仕事で内定をもらっていました。

せっかく4年間も英語を勉強してきたのに、どうして英語を使う機会がほぼないであろう一般事務職に就くのか私には不思議でなりませんでした。

私はとにかく「仕事で英語を使いたい!」「英語力を活かした仕事をしたい!」と思っていました。

派遣で時給2000円に至るまでの道のり

内定なしのまま大学を卒業して、そのあとしばらくは大学時代から続けていたイベントコンパニオンの仕事をしていました。

その後短期留学で1ヶ月オーストラリアへ留学に行きました。

日本に帰ってきてから派遣の仕事を見つけ、英文事務の仕事に就きました。その時の時給は1350円でした。

1年3か月で派遣切りに遭いましたが、その後時給1600円の特許事務(英文事務)と翻訳の仕事に就くことができました。未経験ながら翻訳業務を含む仕事に就くことができました。

1年4ヶ月くらい働いた後、退職し、そのあと病気を患ってしまい半年くらい休養していました。

病気から回復して仕事探しを始めたところ、派遣で特許事務(英文事務)の仕事を見つけました。前職での特許事務の経験を考慮してもらえて、時給は1680円からのスタートでした。

この職場には2年9か月勤め、その間時給が1680円→1730円→1870円とアップしました。この職場に勤めていたころに一人暮らしを始めました。

派遣の時給が上がった!2年目で50円、3年目で140円時給アップさせた話 人生に一度は一人暮らしをすべき理由

その後、また転職して、派遣で時給2000円の翻訳兼一般事務の仕事に就きました。この時29歳でした。

一人暮らしを始めたころ、年収は300数十万円くらいでしたが、東京都内での一人暮らしでもお金の収支に無頓着でも普通に生活できていました。

友達で、正社員の一般職で、手取り十数万円で実家暮らしの人も多かった(今も多い)ですが、私としては事務系の派遣社員で一人暮らしは可能だと感じます。

2018年10月からは個人事業主になりました。

30代派遣OLの末路のその後の人生 ブログの広告収入で稼ぐ仕組みと私が稼いでいる方法を解説してみる

私が新卒で就職しなかった理由のまとめ

新卒での就職に違和感をもち、新卒で正社員として就職しなかった私ですが、20代で自分がやりたかった英語を使う仕事や翻訳の仕事に就くことができました。

働き始めて数年で一般職正社員の女性の平均年収と同等かそれを超えるくらい稼げるようになり、20代後半から一人暮らしも始めました。

今、大学生で就活が辛い人や意欲が沸かないという方もいらっしゃると思います。

でも、新卒で正社員として就職しなくても、人生どうとでもなります。

自分がやりたくないことを避けていっても人生何とかなるので、自分がやりたいと思えることに少しずつ進んでいけばいいです。

就活がうまくいかなかったり、やる気が出なかったりするのは、頑張る方向自体が間違っているから。

周りの人と同じように行動するのだけが正しい道ではありません。

今、就活で悩んでいる人は、周りの人の意見に左右されずに、自分の考えや気持ちを大切にして将来のことを考えてみましょう。そして、行動してみましょう。

新卒で就職する以外の道

新卒で就職する以外の道として、どのようなものがあるかを挙げていきます。

派遣社員

新卒で正社員として就職しなくても、派遣社員として働いて、社会人経験を積んだり、スキルアップやキャリアアップすることもできます。

以下に参考になりそうな記事を貼っておきます。

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個人事業主・フリーランス

企業で働く以外の選択肢として、個人事業主として開業したり、フリーランスで業務委託契約などで働く選択肢もあります。

WEBライターなどは未経験でも始めやすい職業です。小さな仕事からWEBライターの仕事を始めてみたい場合は、クラウドソーシングサイトのクラウドワークスやランサーズなどを利用して経験を積んでいくと良いでしょう。

その他、クラウドソーシングでは、WEBデザイナー、イラストレーター、翻訳といった、スキルを必要とする仕事から、事務作業やデータ入力、音声の文字おこしなど、それほど高度なスキルを必要としない仕事の募集もあります。

ちなみに、私も個人事業主になる前に、副業で少しだけクラウドワークスでWEBライターなどの仕事をしていたことがあります。

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ブログの広告収入で稼ぐ仕組みと私が稼いでいる方法を解説してみる

自営業(フランチャイズ)

個人事業主やフリーランスよりももう少し大きな規模で事業がしたい場合、フランチャイズを利用すれば、比較的失敗が少なく自営業者としてスタートすることができます。

アントレというサイトでは、いろいろなフランチャイズの事業が載っているので、会員登録して気になるフランチャイズの資料をいくつかダウンロードしてみるのがおすすめです。



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